課外活動について

カリキュラム外での活動を通じて社会共創力を磨く

社会共創学部では、自主性の涵養、実践的な知識・技能の修得、地域社会との協働など、学生の社会共創力の育成において、正課外で行われる各種活動への学生参加を重視しており、こうした活動を「課外活動」として正式に位置づけ、活動サポートを積極的に行っています。学生の課外活動への参加は自由意志によるものですが、教員や地域ステークホルダーの指導や助言の下、多くの学生が多様な課外活動に参加し、精力的に活動を展開しています。

課外活動ピックアップ

はだか麦パン「ひめの麦畑」のPR方策を考える

グランプリを獲得したグループへの表彰

発表者、審査委員全員による記念撮影

愛媛県は、大麦の一種であるはだか麦の国内第一位の生産地です。こうした背景もあり、愛媛県パン協同組合では、このはだか麦を80%以上使用したパンを「ひめの麦畑」ブランドとして展開しています。社会共創学部では、2016年度より愛媛県および愛媛県パン協同組合と連携し、ひめの麦畑のブランド化及び新市場開拓に取り組んでいます。2016年度は、学生有志11名が3グループに分かれて「ひめの麦畑」のブランディングを目的としたPR方策について検討し、同年度末に各グループが企画したPR方策の提案およびステークホルダーによる審査会が開催されました。審査の結果、「リアル(実店舗の充実)とバーチャル(web/SNSによる情報発信)によるPR手法を織り交ぜた企画」を提案したグループがグランプリを獲得しました。

機能性和紙・芭蕉紙の試作開発

試作開発された芭蕉紙

試作開発された芭蕉紙

バショウ(芭蕉)はバショウ科の多年草であり、長さ1メートル以上の大きな葉に特徴があります。この葉は繊維分に富んでおり、繊維製品としての利用が可能です。バショウを用いた産品としては沖縄の芭蕉布が有名ですが、沖縄以外ではバショウを積極的に用いた産品は僅少です。愛媛県では、バショウは南予地方を中心に分布しており、盆行事など祭事の際の飾りつけとして使われることから、庭先に多く自生していますが、これ以外に利用されることはありませんでした。本活動ではこうした背景に着眼し、他学部や地域ステークホルダーと協働して、バショウの繊維を用いた手漉き和紙「芭蕉紙」の試作開発に取り組んでいます。また、芭蕉紙の生産販売方法を企画して、各種ビジネスプランコンテストにも積極的に応募しています。2017年に開催された第4回「松山地域クラウド交流会」では、優勝を勝ち取っています。

愛媛大学防災リーダークラブによる地域防災支援活動

愛媛大学防災リーダークラブと松山市消防局「ハッピーカバー君」

愛媛大学防災リーダークラブと松山市消防局「ハッピーカバー君」

愛媛大学と松山市では、2015年度より連携プログラム「実践的学生防災リーダー育成プログラム」を実施しており、その一環として共通教育科目「環境防災学」を通じた学生防災士の養成と、学生団体「愛媛大学防災リーダークラブ」の活動を通じた市民防災活動の推進を展開しています。「環境防災学」を通じて防災士資格を取得した学生は3年間で500人にもおよび、そのうちの有志が「愛媛大学防災リーダークラブ」として活動しています。同クラブでは、大学教員はもちろんのこと、松山市消防局をはじめとする行政組織や地域の防災リーダーと連携し、地区防災計画の策定、防災教育、避難訓練の企画運営、各種防災イベント支援など、地域密着型の防災活動に積極的に取り組んでいます。

地元に学ぶ地元学

地元学のまとめ作成の間に記念撮影

地元学のまとめ作成の間に記念撮影

地元学とは、地域の人々と外部の人々とが協働し、自分たちの住む地域を足元から見つめ直すことで、地域づくりのきっかけをつくる実践的手法です。これまで本課外活動は西予市明浜町狩江地区と西予市城川町高川地区で開催されており、高校生、大学生、社会人など世代や立場の異なる参加者が一緒になって、住民の方に話を伺い、地域を案内してもらいながら、暮らしの中に驚くような知恵を見つけ、最後にこれらの知見を地域の人々に発表します。何気ない生活の中での「発見」が地域づくりのきっかけとなっているだけではなく、参加者が地域の人々の優しさに触れることで、世代間や地域間の交流が深まっています。また、この活動は大学と高校や地域とのネットワークづくりのきっかけとなっています。