授業紹介
地域資源融合論
- 学科: 地域資源マネジメント学科
- 学年: 1年次
- 教員: 牛山 眞貴子、村上 恭通、石川 慶一郎、笠松 浩樹、山藤 篤、竹島 久美子、淡野 寧彦、寺谷 亮司、井口 梓
- 科目群:専門力育成科目群
授業内容
地域資源マネジメント学科は、地域の資源や課題に着目してその課題解決に向けて積極的に行動する、地域の担い手となる有望な人材を育てます。この授業は、農山漁村資源、文化資源、スポーツ健康資源の関連を重視して、社会の将来の動向を踏まえながら、地域資源の新しい活用方法と、複数の資源を融合させた 地域事業・イベントの事例、課題解決の手法について触れていきます。学科での学びの基礎を形成する大切な役割を担う授業です。
この授業は「文化」「スポーツ健康」「農山漁村」の各資源に携わる豊かなキャリアを持ち、国内外/県内外で活躍している3人のプロフェッショナル(専任教員)が、独自の活動事例を取りあげながら、わかりやすくオムニバス(リレー方式)で授業を展開します。
村上 恭通 文化資源マネジメントコース
<考古学を通じて地域社会の過去と現代を結びつけるフィールドワーカー>
遺跡、遺物といった歴史的、文化的遺産が過去もっていた意味や機能を地勢や環境と関連づけながら探究し、その探究の方法や成果を地域社会に還元する方法の確立を目指す研究を行っています。
講義内容と役割:5回とガイダンス
①人間・コミュニティと文化資源
②体と感性に与える文化資源の効果
③農村と文化資源
④漁村と文化資源
⑤地域資源としての文化資源の課題
牛山 眞貴子 スポーツ健康マネジメントコース
<日本を元気にするためのダンスと健康プロモートのプロフェッショナル>
えひめ国体開会式県民参加創作プログラム(2000人の県民ダンサーが踊る)などの大規模なイベントから過疎高齢化の進む地域の活性化や健康課題まで、ダンスを主軸とする多数の地域事業に取り組んでいる。愛媛だけでなく現在36都府県、海外ではニューヨーク(米国)上海(中国)まで広く活動しています。「明るく、楽しく、誠実に」がモットーです。
講義内容と役割:5回と総務
①地域資源としてのスポーツと健康
②融合する地域資源活用法:スポーツが観光と融合
③融合する地域資源活用法:スポーツが農山漁村と融合する
④融合する地域資源活用法:3つを融合させる地域事業
⑤地域資源としてのスポーツの未来像
小田 清隆 農山漁村マネジメントコース
<都市農村交流を専門とする、現場をたいせつに、地域貢献を続ける地域活性化のプロフェッショナル>
疲弊する地域に現実に住み、地域課題を現場で取り組んでいる。都市と農村の交流を主に行っているが、コースの多様性をうまく利用し、農山漁村地域で3コースが協働できるプログラム「スポーツin水の里~エア(Air)トライアスロン~」を立案し、「“水のめぐみ”とふれあう水の里の旅コンテスト2015」で特別賞「体験できる絶景で賞」を受賞し、2016年夏に実施した。自ら「都会と田舎を結ぶ食育ネット」(任意団体)を設立し、特に、南予地域の活性化に励んでいる。
講義内容と役割:5回とまとめ
①農山漁村の現状と特徴
②資源の発掘の考え方、仕方(文化資源・スポーツ資源)
③グループワーク(山村・農村・漁村の3グループに分けて、活動を考える)
④地域資源の融合と農山漁村の活性化
⑤地域資源の融合、新しい時代へ、その必要性