授業紹介

海外インターンシップ

インドネシアに進出した日本企業の経営や生産拠点について現地で学ぶ

 

授業の目的と概要

「海外インターンシップ」は、海外の企業と共同で作成した「現地研修プログラム」に参加し、海外企業における企業経営や就業のあり方、課題抽出や解決策の考案、異文化に対する理解を深めるとともに、「グローカル」人材を目指すモチベーションを高めることを目的としています。

本授業には、大きく3つの学習手順(①事前学習、②現地研修、③成果発表)があります。事前学習では、外国で訪問する企業の日本事業所を訪問し、経営特色、事業内容、労働者意識などを訪問調査します。現地研修では、海外の企業を訪問する10日間の体験型ワークに参加します。同研修では、国内企業と海外企業の比較、持続可能な企業活動のための課題や解決策を考察し、研究成果をまず現地にて報告します。帰国後、研究成果をさらにブラッシュアップして報告し、最終報告書を作成します。

 

インドネシア・ジャカルタ市の工業団地で企業へのヒアリング調査を実施

PT.Panasonic Healthcare Indonesiaは、日本に本社を有する健康機器を製造するメーカーです。日本のPT.Megalopolis Manunggal Industrial Developmentがインドネシアのジャカルタ市東部郊外に開発した工業団地(MM2100団地)内に生産工場を有しています。現地調査では、まず工場の経営者(社長・部長・労務管理担当者など)に、工場の概要・経営・製造品・労働者の管理に関する説明を受け、受講生が疑問点について質問しました。その後、血糖値測定機や医療用保温機の製造ラインを見学し、さらに、生産工場で働く多様な職階の労働者に対してヒアリング調査を行いました。ヒアリング調査では、仕事の内容や仕事に対する意識、同僚や家族との関係、人生設計やキャリアなど、彼らの労働環境に関して多岐にわたる視点から学生が質問しました。

同一の工場団地に進出しているPT.UMEDA FACTORY INDONESIA、PT.FUKUSUKE KOGYO INDONESIAにも同様の手順で調査を実施しました。PT.UMEDA FACTORY INDONESIAは、金属部品加工の中小メーカーです。主に日本企業のインドネシア工場で必要となる部品を製造しています。またPT.FUKUSUKE KOGYO INDONESIAは、四国中央市に本社を有し、コンビニエンスストアやスーパーで配布するレジ袋を製造しているメーカーです。これら2社は、PT.Panasonic Healthcare Indonesiaとは異なる経営規模、経営環境であり、労働者との企業側の関係や地元との関わり方も異なります。受講生は、現地での複数の企業のヒアリング調査や工場視察を通して、様々な経営規模の日本の企業が海外進出していく可能性や課題、また現地の人々が海外進出企業で働く意味について考察しました。

現地では、最終日にインターンシップ受け入れ企業の関係者が参加した成果報告会を実施しました。報告会では、学生2グループ(計7名)が実習を通して考えた課題やその解決策についてプレゼンテーションし、関係者からの質疑に応えました。また、現地では、企業の休業日である土曜日に、YAPIN小中高一貫校生と折り紙等を通した文化交流、JIA国際大学日本語学科の大学生とインドネシア文化博物館を一緒に巡る等の文化交流を行いました。