授業紹介

授業内容について

人と自然のかかわりが創りだす地球システムが重大な転換期を迎えています。気候変動、森林資源や水産資源の劣化、生物多様性の喪失など、さまざまな地球環境問題が、私たちの生活を脅かしています。これらの深刻な課題を克服し、持続可能な社会を構築していくためには、学問分野の壁を越えた総合的な知識が必要であり、そのような知識を生み出す学際的な科学が求められています。持続可能な未来に向かう社会の根本的な転換を促すために必要な知識を生産する総合科学が、持続可能性科学です。この授業では、地球システムの複雑性に対応するための学際的なアプローチ、さらには社会の多様なステークホルダーとの協働によるトランスディシプリナリーアプローチの重要性と特徴を、具体的な持続可能性科学の研究成果に基づいて説明し、理解を深めます。また、持続可能性の実現に向けた社会の転換を促すさまざまな社会技術について、具体的な事例に基づいて検討します。
テーマを定めて行う熟議ワークショップを通じて、私たちが直面している持続可能性にかかわる課題、自分の専門分野を超えた学際的視点の意義、トランスディシプリナリーアプローチによる社会との協働が意味するもの、持続可能な社会への転換を実現するための具体的な社会技術について自ら調べ、議論し、考えを深めます。それを通じて、持続可能な社会の実現に関するさまざまな課題とその対策を総合的に理解し、持続可能な地域社会の構築に役立つ実践的な技術の基礎を身に付けることを目指します。