授業紹介

授業内容

この授業では、地域経済に関する仕組みと地域経済に関するデータの見方を学ぶことで、地域の置かれている状況を正しく理解する力を育成します。

地域経済はどのような仕組みなのか

地域や「県」などを一つの経済単位として見た場合、地域も経済学における国民経済の見方と同じように、経済成長、地域間収支、地域経済循環などの考えが当てはまります。それらの理論をもとに地域経済のメカニズムについて学ぶことで、地域経済の現況を見る力を育成していきます。

データによって明らかになる地域経済の姿

地域の経済状況を正確に知るためには客観的なデータによる分析が必要です。地域経済学の授業では、政府統計などのデータベースを活用し、自分たちの住んでいる地域経済の仕組みや地域の経済状況について考えていきます。具体的には「県民経済計算」や「地域産業連関表」の見方について学んでいき、それらのデータをもとに地域経済の特徴と課題が抽出できる力を身につけます。

多様な地域、多様な課題、多様な活性化の取組み

「地域」と一口に言っても、東京などの大都市圏と松山など地方の県庁所在地都市、今治などの地方工業都市、愛南などの農林漁村などは規模や性格が大いに異なります。大都市圏は大都市圏なりの地域経済の特徴と課題があり、地方都市は地方都市なりの地域経済の特徴があり、農林漁村では農林漁村なりの特徴と課題があります。「地域経済学」では地域の違いをしっかり認識することが大切です。各地域で地域の課題の解決策として行われている、企業誘致や観光振興、地域ブランド構築、地域イノベーション創出などの取組みなどについて学んでいきます。

教員から一言

「地方創成」や「地域ブランド」「インバウンド観光」「限界集落」「地域間格差」など“地域”に係わるニュースをよく見かけます。みんなが普段なにげなく使っている“地域”という言葉も住んでいる環境などにより違ったものをイメージしていると言えます。“地域”が異なればそれぞれの“地域”の課題も違ってきます。この授業では、“地域”の違いを認識して“地域”を分析することにとどまらず、それぞれの“地域”の違いに応じた活性化策を検討できるようになることを目標としています。