授業紹介

人事労務管理論

授業のねらい

経営学の一分野である人事労務管理論では、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)のうち、ヒト(人的資源:Human Resource)のマネジメントについて勉強します。主に、企業で働く人の強みを活かし弱みを補完するためのマネジメントについて体系的に学びますが、関連する法律や制度についても知識を習得し、企業経営における人事労務管理の機能と領域を理解します。企業の付加価値の源泉は人の創造力であるという視点にたって、企業の将来を「ヒト」を通して展望することを目的としています。

授業の内容

働く人に関する法律や制度の知識を得て概要を理解することや、経営課題として「人の育成」について考察することなどを、実務事例から課題や問題点を探求しながら進めていきます。人事に関するニュースやトピックスに関心を持ち、自分なりに考察することも求められます。

人事労務管理とは

人事労務管理が目指すところ

教員からひと言

人的資源が他の経営資源と異なる点は、「ヒト」の可能性は無限大であることに尽きると思います。人的資源は、時間や環境によって変化し、自律的に成長したり劣化したりするため、維持向上のための能力開発が必要です。それらをマネジメントし、組織としての成果を上げていくことが人事労務管理だと考えます。組織に属して働く人が、幸せで充実することと、仕事が生産的におこなわれ成果を上げることが両立するマネジメントについて、経営視点から考察できるようになって欲しいと願っています。