産業イノベーション学科の学生が、多様な地域イベントで奮闘中 !

産業イノベーション学科の3コース(海洋生産科学コース、紙産業コース、ものづくりコース)では、愛媛大学を代表する地域密着型研究センターや研究ラボでの成果・実績を活用した教育が行われています。そうしたセンターやラボは以前より、地域との交流と連携を深めるべく、各種の地域イベントに参加してきました。本学部設置に伴い、産業イノベーション学科として、地域イベントに参加し協働することは、「地域や地場産業への理解を直接、肌で感じる」絶好の教育機会となるとともに、学生のコース選択(2年進級時に決定)の参考になると考えました。ここでは、産業イノベーション学科1期生の第1学期における学外活動のなかで、県内の東・中・南予の各地域における代表的な4つの取り組みを紹介しましょう。

 

【愛南びやびや祭り】

 愛媛大学南予水産研究センターのある愛南町で産業関係の最大イベントが「愛南びやびや祭り」です。(主催は愛南食のイベント実行委員会。事務局が愛南町役場商工観光課)今年も5月22日(日)に愛南町南レクロッジ前駐車場で開催されました。9回目を迎えたイベントで、愛媛大学はセンター設置当初から参加しています。今年は農学部の学生や大学院生、それに、産業イノベーション学科1期生有志8名が学部と学年を超えて参加しました。

びやびや祭りのメイン会場で行われた「ウルトラクイズ ぎょショック」

毎年恒例の「ウルトラクイズぎょショック」が好評を博しました。これはすべて学生による企画であり、総合的な水産版食育「ぎょしょく教育」(愛媛大学と愛南町、愛南漁協などが協働で推進)の内容をクイズ方式にしたものです。海洋生産科学コース教員の監修のもと、問題と解答にはイラスト入りの解説が付けられました。もちろん、当日の司会進行も学生がすべて行いました。また、今年も、愛南町長から差し入れのあったカツオで、「ぎょしょく教育」調理講座で男子学生2名が3枚おろしに挑戦しました。そのほか、愛媛大学のブースでは、南予水産研究センターや愛媛大学及び本学部の紹介パネルを掲示したほか、海洋生物のタッチプールや顕微鏡を使った海洋生 物観察なども実施されました。

 

差し入れのカツオを持って来られた清水雅文・愛南町長は「2年後に来るのを楽しみにしていますよ。しっかり勉強するように」と学生にエールを送っておられました。また、立花弘樹・愛南漁協組合長からも「今後も、愛南町に来て水産現場をちゃんと見てほしい」という激励がありました。

「ぎょしょく教育」調理講座に挑戦する学生(愛南町長差し入れのカツオ三枚おろし)

「ぎょしょく教育」調理講座に挑戦する学生(愛南町長差し入れのカツオ三枚おろし)

 

 

 

 

 

 

【四国中央紙まつり】

去る7月30、 31日の両日、四国中央市の夏を彩る「四国中央紙まつり」が、四国中央市川之江町商店街周辺で開催されました。「四国中央紙まつり」は、1978年に「川之江ペーパーカーニバル」として始まり、第3回からは「紙まつり」と名を変え、「市民全員の賛同と参加のもとに、故郷川之江の紙を主題としたまつりとして永く定着し、さらに発展させることにより、市民生活に潤いと活力をあたえ、明るく、豊かなふるさとづくりの一環とする(四国中央市紙まつりHPより)」ことを目的に発展してきました。

例年、愛媛大学からは、商店街に本大学紙産業に関するブースを出展し、地域の方々との交流地域の皆様とのふれ合いと大学のPRを目的として、大学院農学研究科・紙産業特別コース(現・バイオマス資源学コース)の大学院生と紙産業イノベーションセンターの教職員とでブースを出展しています。今年は、当学科から4名の学部学生が援軍として加わり、例年にも増して賑やかな布陣となりました。

ブースでは、身近な紙製品に関する「紙クイズ」のほか、紙のこよりを使った水ふーせん釣りや紙産業特別コースの活動内容を記載したポスター展示な

商店街にブースを出展し、地域の方々と交流

商店街にブースを出展し、地域の方々と交流

ど、紙に関するイベントを実施しました。「紙クイズ」では「【携帯電話・電池・車】の中で紙が使われているものはどれかな?」や「日本一の紙のまちはどこかな?」など、身近な紙に関するクイズを出題しました。意外なところに紙がたくさん使われていることに驚かれる方も多く、紙製品の多様性について知っていただけたのではないかと思います。また、紙の耐水性を実感してもらうため、ティッシュペーパーとトイレットペーパーで作ったこよりを使って水ふーせん釣りに挑戦してもらいました。ティッシュペーパーで作ったこよりは水に濡れるとすぐに切れるため、一見、よく似た紙製品でも、用途に応じて全く異なる性質を付与されていることを体験してもらいました。

天気にも恵まれ、大学のブースにも多くの方が訪れ、当学科の学生は、大学院生と連携を取りながら、積極的にイベントに参加していました。本学部の黄緑のポロシャツを見て、地域の皆様から期待や励ましの言葉を多数頂きました。今後も、地域の皆様と交流を図るとともに、より一層地域に根ざした大学を目指して活動して参ります。

【愛媛大学附属五校園マイスター倶楽部主催マイスターエチュード「未来の起業家プロジェクト」】

愛媛大学附属幼稚園、小学校、中学校、高等学校、そして特別支援学校の五校園マイスター倶楽部主催の「未来の起業家プロジェクト」は小学4年生~中学生を対象として、企業の仕組と運営(企画からものづくり、そして販売の一連の作業など)を4日間(7/28~31)体験することで、チャレンジ精神を育成することを目的としている。その支援として、今回から産業イノベーション学科10名の有志が参画しました。

学生は安価で独創的さらに小学生にも製作可能な魅力ある商品を考え、小学生に対して商品のPRを行いました。参加小学生が株式会社を立ち上げ、商品販売のための事業企画の計画と、投資家へのプレゼンを行ために、学生らは経営コンサルタントとして関わり必要経費を如何に獲得するかのアドバイスや商品製作に挑戦しました。小中学生の柔軟な発想力も加わって、魅力的な商品に変貌するものがあったり、製造コストが抑えられたりと学生らも刺激を受けていました。

松山市繁華街恒例の土曜夜市最終日には商店を開き、商品販売にも挑戦した際には、学生と地域の方々とのコミュニケーションがなされ、本学部学生への激励の言葉もいただきました。プロジェクト最終日は原価計算、販売利益、投資家への配当など小学生には少し難しい課題についても、学生とともに計算して利益を競っていました。

学生らは、「売れる商品」づくり(企画)の大切さ、それを裏付ける市場情報の重要さを感じており、専門知識以外の幅広い知識を身につけることが社会(地域)活動として必要であることを実感していたようでした。

最後に、マイスター倶楽部の平塚 肇氏より参加学生に対してチャレンジし続けることの大切さとグローバルな視点を身につけるよう叱咤激励をいただきました。

プロジェクト1プロジェクト2

投資家への企画立案や大街道での商品販売に関わった10名の学生たち

投資家への企画立案や大街道での商品販売に関わった10名の学生たち

 

【WRO Japan in EHIME中四国予選会2016

WRO(World Robot Olympiad)は、2004年より始まった、自律型ロボットによる国際的なロボットコンテストであり、日本をはじめ世界の52の国や地域から参加があります。世界中の子供達が各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競い合います。市販のロボットキットを使用するため参加しやすく、ロボット技術やプログラミングを身近に体験できるため、注目されています。愛媛では2007年に実行委員会が発足し、高校生の地区予選開催を中心に活動しており、また、参加する高校生も全国大会や世界大会で活躍するなど、素晴らしい成果を上げています。

今年度から、産業イノベーション学科の学生7名が大会運営のボランティアスタッフとして参加しました(8月6、7日)。コースの設置や電源ケーブルの引き回しなど、会場設営を中心として、積極的に大会運営を補助しました。また、競技開始後は、高校生がロボットを製作したり、試走したりする様子を熱心に見学していました。また、大会の特徴である「サプライズルール」という、当日発表される追加ルールの提案を行い、案が採用されました。サプライズルールを提案するに当たり、班ごとに、本年度の大会ルールを、国際大会ルール(英語版)やネットに公開されている動画などをもとに検討し、案を形にしました。いきなり追加されたルールに柔軟に対応する高校生の様子を見て、学生達は感心しきりでした。

学生達は、ロボットやプログラミングにも興味が出てきたようで、今後は同大会のエキシビション部門などへの参加を目指していく予定です。

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WRO大会会場での作業を終え、競技時の状況確認と参加者の様子を見守る学生達

 

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