Q&A

学部に関するよくある質問をまとめました。タイトルをクリックすると回答が表示されます。

教育の特色

  • サーバントリーダーシップとはなんですか?サーバントワーカーは公務員ということになりますが、公務員になることを想定しているのでしょうか。

     サーバントワーカーのサーバントとは、意味が異なります。サーバントリーダーシップとは、仲間やステークホルダーを自らが支えることで、双方の信頼関係を強固にして協働する能力を指します。地域の課題は複雑に絡み合っており、個々の課題に対し個別に解決策を提言・実施したとしても、全体として有効な手段とはなりません。このため、地域ステークホルダーが一体となり、様々な課題や要素をシステムとして全体を捉え、施策を同時並行でかつ中長期的に継続して実施することが、地域衰退に係る課題解決を考える上で重要な視点です。その際、地域ステークホルダーと協働しながら新しい地域社会を創り出し、将来の地域を牽引する新しいタイプのリーダーが、サーバントリーダーです。

  • トランスディシプリナリー教育とはなんですか?

     「トランスディシプリナリー教育」は、学生・教員(科学者)と地域課題を抱えるステークホルダーの双方が企画段階から学び合うことによって的確な課題を設定し、課題解決に向けて継続的に協働していくことを命題としています。この手法の導入においては、「科学と社会の連携」、すなわち「社会に実在する問題と科学をどのように繋げるか」が鍵となり、学生・教員(科学者)とステークホルダーとの協働による「知の統合」が肝要となります。
     これらの多様な協働プロセスにおいて、「課題解決思考力」(修得した文系や理系の幅広い教養や専門に特化した知識を活用し、物事の本質を多面的に捉える力)と「サーバントリーダーシップ」(仲間やステークホルダーを自らが支えることで、双方の信頼関係を強固にして協働する能力)が不可欠となります。そして、様々な地域社会の持続可能な発展のために、多様なステークホルダーと協働しながら、課題解決策を企画・立案することができ、様々な地域社会を価値創造へと導く力が「社会共創力」なのです。
     社会共創学部では、このような能力を身に付けるため、フィールドワークやインターンシップを教育プログラムの核に置き、4年間の学修により実践的チカラを育むことを目標としています。

  • 社会共創学部における文理融合教育とは何ですか。また課題解決思考力とは、具体的にどのようなものですか。また、それを養うためにはどういったものが必要でしょうか。

     地域の課題は多様であり、その解決のためには、“文系”的な課題(例えば、町おこし)を“理系”的に解決する(例えば、自然環境調査の結果を活用)経験、あるいは逆に“理系”的な課題(例えば、森林資源の減少に伴う災害の激化)を“文系”的に解決する(例えば、間伐材を用いた商品の販売ルートを開拓する)ことが想定されます。このために、文系、理系の枠を超えた教育を実施し、文系、理系それぞれの知識習得ではなく、文系的な思考方法、理系的な思考方法の両方を身につけること(課題解決思考力)を重要視しています。
     社会共創学部は多様な教員・カリキュラム・学生が専門分野にとらわれず教育を実施することが特徴の1つです。社会共創学部を担当する教員は、学部の人材育成理念に沿った教育・研究を実施できる者を法文学部、教育学部、理学部、医学部、工学部、農学部から選抜し配置します。これにより、フィールドワーク等の実践教育を核とした文系・理系の多様な科目から構成されるカリキュラムを設けることが可能となります。学生もAO入試を中心として文系・理系関わらず地域に関心のある前向きな生徒を選抜し、フィールドワークをはじめとする学びの場でチームラーニングを行います。文系・理系の混合チームによるフィールドワークや、文系・理系科目をバランスよく学習することによって、課題解決思考力を身に付けることが可能になります。

  • 文理融合といいつつ、理系・文系で学科が限定されており、産業イノべーション学科、環境デザイン学科は理系からでないと行けないイメージがあります。

     そのようなことはありません。地域コミュニケーションに特化したカリキュラムを想定しています。もちろん、理系的な知識も必要となりますので、基礎的知識を身に付けた後、専門力を磨けるようカリキュラムを体系化しています。AO入試の合格者には、入学前教育を実施するほか、全学の共通教育において高校数学の内容を補完するための科目が用意されています。また、学内にはスタディ・ヘルプ・デスクという学生のための学習相談窓口があり、先輩学生からアドバイスを受けられます。
     産業イノベーション学科では、海洋生産科学は生物、紙産業コースは化学、ものづくりコースは数学・物理が基本科目となります。 入学後しっかり勉学に取り組めば授業についていけます。 ただし、理系科目を苦手(遠ざける)とする方には向いていないかもしれません。また、紙産業コースでは、ベースとして紙の基礎科学を学習しますが、応用科学については選択科目となっており、将来、行政や紙産業に関する企業の経営企画部門で働きたい学生は、産業マネジメント学科の科目を代わりに履修することができます。また、文系学生をサポートできるように、紙産業に精通した地域連携職員(元四国中央市職員)が行政・経営的な視点からサポートを行います。
     環境デザイン学科では環境や地域社会の仕組みや関係性を理解するため、物理や化学などの自然科学の基礎的な知識が必要となります。このため、入学後、身近な現象を理解するために重要な基礎的な物理や化学の学習から始めます(高度な数学を用いたこれまでの大学の授業とは異なります)。理科系の知識を習得しつつ、環境や地域社会に関係する文化系の学問領域も学習し、応用展開していく点がこれまでの理系の学部と異なります。

  • 教育手法の特徴を教えてください。

     ディスカッション、プレゼンテーションなど、学生の自主性・主体性を育む教育プログラムが特徴です。また、フィールド実習等で文系・理系の学生が学科の枠を越えてチームラーニングを実施します。その成果を踏まえ高学年次に発展的なフィールドワークを行い、実践力を強化します。さらに、学修ポートフォリオやE-ラーニングを積極的に導入するなど、学修成果を高める仕組みを構築し、実施していきます。

  • 他大学地域系学部との違いはありますか。

     地域の課題は多岐にわたっているため、解決策を立案するためには、さまざまな専門知識や、視点が必要になります。本学部は地域課題を網羅的に解決するため、産業を元気にするマネジメント能力やイノベーション能力、人と自然が共生するまちづくりをデザインする能力、さらには様々な地域資源を社会で活用・創造するマネジメント能力を身に付ける4学科を置き、専門分野の異なる56名の教員を配置し文理融合の教育・研究を推進することが特徴です。このため、社会共創学部で学べる内容は、経済・経営、水産業、紙産業、ものづくり、環境、防災、農山漁村、文化・観光、スポーツ健康と多彩です。

  • 伊予銀行寄附講座とはどのような内容になるのでしょうか。

     社会共創学(伊予銀行)寄附講座は、新たな価値の創生を通じての地域活性化のあり方について教育・研究することを目的に設置されました。ステークホルダーと大学との新たな関係性を構築し、教育・研究を推進することにより地域活性化のためのイノベーション創出を目指します。

既存学部との関係(学部)

  • 既存学部と社会共創学部の違いを説明してください。

     社会共創学部は、特定の専門科目だけでなく、文系・理系の様々な専門分野を学び、フィールドワークなどの実習授業を通じて日頃から地域の人々と対話をし、作業を共に行う教育を特徴とし、幅広い知識・考えからもたらされる柔軟な発想力を持ち、仲間とともに汗を流せる実行力のある人材、すなわちゼネラリスト型の人材を育成します。一方で、本学他学部では、専門分野を特定(工学部:工学・技術の分野で技術者・研究者を育成、理学部:未知への挑戦の精神に立って科学・科学技術の継承・発展に寄与する人材を育成、農学部:食料・生命・環境に関する問題を解決する人材を育成)あるいは、能力・職業分野を特定(教育学部:実践的指導力を備えた学校教員)するなど、スペシャリスト型の人材を育成することが教育の特徴です。また、法文学部は専門分野に幅を持たせ、人文社会科学系といった文系融合の学際的教育を行い、人文社会科学の幅広い知識を基盤とした人材を育成します。このため、多様な専門分野に基づいた本学部と従来の専門分野に基づいた他学部とは教育方法が異なるため、育成する人材像、就職先も異なります。

既存学部との関係(法文学部)

  • 産業マネジメント学科の特徴を説明してください。
    法文学部人文社会学科の法学・政策学履修コースと、社会共創学部の産業マネジメント学科との違いはどこにありますか?

     法文学部総合政策学科は、社会共創学部産業マネジメント学科と法文学部人文社会学科へそれぞれ移行します。産業マネジメント学科は、他大学の学部・学科名を使ってわかりやすく言うなら「経済・経営学科」になります。しかし座学中心の既存の「経済学部」「経営学部」とは異なる特徴があります。産業マネジメント学科は地域の課題解決に取り組む点、講義とフィールドワークやインターンシップなどの実践の両方に力を入れている点など、座学中心の経済・経営学部にはないカリキュラムを用意します。経済・経営をより実践的に学びたい方には満足してもらえるはずです。また、会社組織を活性化したり、会社を立ち上げたるための実践力を身に付けることが可能です。
     法学・政策学履修コースでは、法律・政治に加えて公共や社会福祉の分野の経済といった、政策と関連性の深い幅広い専門的知識と政策力を身に付けることが可能です。
     産業マネジメント学科の就職先は、銀行・信用金庫・損害保険会社・生命保険会社・証券会社などの金融機関、建設・食品・機械・科学・製薬などの製造業、運輸・物流、マスコミ、情報通信、流通・小売・卸売、旅行会社・JAなどを含めたサービス業、市役所・県庁・大学法人などのいわゆる公務員が考えられます。いわゆる文科系の主要な働き方としては、総務・人事・経理などの事務職、営業職、生産管理などがあるでしょう。

  • グローバルという視点で、法文学部との違いを説明してください。

     社会共創学部では、希望に応じて受講できる海外フィールドワーク・インターンシップで、世界と繋がっており(インドネシア、東南アジア等)、愛媛大学で連携している海外の大学でのフィールドワークや、国内企業の現地法人をインターンシップ先として実施予定です。社会共創学部では、国内外の様々な地域をベースに学習を行うことにより、愛媛県を超えた世界的視点から地域の課題解決を担える実践的能力を身に付けることが可能です。一方の法文学部では特にグローバル・スタディーズ履修コースにおいて、多彩な外国語、海外研修、海外フィールワーク、異文化理解関連の科目を受講することにより、外国語運用能力と異文化理解力、そして文化や言語の壁を越えた協働力・交渉力をバランスよく身に付けることが可能です。なお、原則として、グローバル・スタディーズ履修コースの学生は「海外語学研修」「海外フィールド実践」などの海外活動に参加することになっています。

既存学部との関係(教育学部)

  • スポーツ健康マネジメントコースと教育学部スポーツ健康科学課程との違いを説明してください。

     スポーツ健康マネジメントコースは、カリキュラムの中で、①スポーツの実践力(知識・実技・指導方法)、②個人・社会の人々が健康的に生活する上で必要なマネジメント力③スポーツを活かして地域の課題を解決するための「発見する力」「提案する力」「つなぐ力」が得られます。本コースは、これまでの教育学部スポーツ健康科学課程の内容を踏襲し、新たに社会共創学部のスポーツ健康マネジメントコースとしてスタートします。本コースの特長は、スポーツの健康科学と健康に関する医学が両方学べること、さらに社会共創学部の基礎力育成科目群、課題解決思考力育成科目群で社会学、環境創成学・人文地理学、境界農学、統計学など地域にスポーツを活かし貢献する上で必要な様々な領域が十分に学べること、これは他の学部にはない大きな魅力です。その点が、現代社会が求める「スポーツで地域に貢献できる人材」養成につながっていきます。こうして社会共創学部で学ぶことは、将来、スポーツ・健康に関わる職業であるスポーツ関連の企業、NPO法人スポーツクラブ、スポーツイベントプランナー、スポーツトレーナー、スポーツ関連の公務員、スポーツ担当マスコミ・メディアなどを目指す人にとって、それら職種への適性がより高くなることが考えられます。

  • 教育学部で実質2課程が廃止されましたが、このことの補填はありますか?(教育学部の募集人数が増える等)

     学校教育教員養成課程において、定員を100名から140名に増員し、初等教育コース・中等教育コースを設置します。スポーツ健康科学課程は、募集停止となりますが、社会共創学部にスポーツ健康マネジメントコースが置かれます。芸術文化課程の代替組織はありませんが、教育学部学校教育教員養成課程において、小学校・中学校・高等学校教員の育成を目的とする初等教育コース・中等教育コースにおいて、免許状取得のための音楽・美術関連科目を学ぶことは可能です。教育学部総合人間形成課程も募集停止となりますが、 環境のことを学びたい人(旧生活環境コース)であれば、社会共創学部環境デザイン学科または農学部を、将来情報やものづくりを学びたい人(旧情報教育コース)であれば、社会共創学部産業イノベーション学科または工学部を、将来、地域に貢献し、社会デザインや文化、福祉などを学びたい人(旧人間社会デザインコース)であれば社会共創学部産業マネジメント学科・環境デザイン学科または地域資源マネジメント学科(農山漁村マネジメントコース、文化資源マネジメントコース)を、将来英語や国語を生かしたい人(旧国際理解教育コース)であれば、法文学部グローバル・スタディーズ履修コースがあります。
     なお、「(各教科の)教員に絶対なる」という強い覚悟と意志をもっている生徒の皆さんであれば、教育学部学校教育教員養成課程をお勧めします。

既存学部との関係(工学部)

  • ものづくりコースと工学部の違いを説明してください。

     社会では、専門知識・技術を活かす人材が求められています。ものづくりコースは工学部的ですが、地域に密着していろいろな取組をするという点で異なります。具体的には、現場密着型で、ものづくり企業の現場を見たり、現場で活動する機会を通じて、技術力とその普及に必要な経営力・マネジメント力を身に付け、地域産業の発展に大きく貢献できる人材を育成します。就職先は、主として、大企業に比べ、経営力など幅広い能力が求められる中小企業の技術者、起業家を想定しています。一方で、工学部機械工学科では、工学分野の専門知識を集中して学び、高度専門技術者を育成します。就職先は、主として大企業の技術者・研究者を想定しています。

  • 工学部の環境建設工学科と、社会共創学部の環境デザイン学科との違いを説明してください。

     社会共創学部は、文系理系の様々な専門分野を学び、フィールドワークやインターンシップなど、地域の人達と協働する教育を実施することにより、課題解決力・リーダーシップを発揮する人材を育成します。一方で、工学部など本学他学部では、専門分野を特定(法文学部:人文社会科学の知識を基盤とした人材を育成、工学部:工学・技術の分野で技術者・研究者を育成、農学部:食料・資源・環境に関する問題を解決する人材を育成)あるいは、能力・職業分野を特定(教育学部:実践的指導力を備えた学校教員)するなど、スペシャリスト型の人材を育成します。このため、多様な専門分野に基づいた本学部と従来の専門分野に基づいた他学部とは教育理念が異なるため、育成人材像、就職先等が明確に異なります。社会共創学部環境デザイン学科の就職先は、協働による地域デザインを推進する地方公務員やまちづくりコンサルタント、環境関連企業での環境保全や環境影響評価の技術者やプロジェクトマネージャー、国内や海外で活躍する環境NPO・NGOの職員、大学院(環境サステナビリティや地域デザインに関する更なる研究)などを主な進路として想定しています。これに対し、工学部環境建設工学科の就職先は、主に民間企業の技術者や地方自治体の技術職員です。このような人材を育成するため、工学部環境建設工学科では、社会基盤を担うエンジニアに必要となる素養および専門力を身に付けることができる講義を実施することに特徴があります。

入学者選抜方法について

  • 入学者選抜の特徴を教えてください。

     地域ステークホルダーと協働するのに必要な能力・スキル・目的意識等を見るため、一般選抜とAO入試を実施します。個別試験では面接試験(ディスカッション含む)や総合問題を課し、目的意識・意欲・理解力を多面的・総合的に評価する仕組みを導入します。さらに活動報告書の提出を課すことにより、学校内外の活動歴等の情報を集めて評価の一部に加えたり、AO入試で総合問題を課すなどし、将来地域の課題解決を担える素養のある生徒を選抜します。

  • 入試対策(どのような教科を学習したらよいか)が難しい。総合問題とはどのような問題なのでしょうか?

     総合問題は,本学部において学ために共通的に必要な能力を評価するための学部共通の問題と、各学科の学びに必要な能力を評価するための学科独自の問題から構成されています。
     学部共通の問題については、社会における課題や話題に関する日本語で記述された図表あるいは文章などの資料を示し、資料の読解力・分析力・課題解決力・論理的思考力・自分の考えを的確に表現できる能力を、高等学校卒業までに得た基礎学力を前提とした総合的な内容で出題します。また、学科独自の問題については、出願先の学科の特色及びアドミッション・ポリシーに基づいた内容と形式で出題します。なお、解答の形式は記述・論述を基本とし、教科試験形式に偏らないように配慮します。

  • 活動報告書の3種類のシートのうち、1種類の提出が必須となっているが、特別な活動をしなかった場合は出願できないのでしょうか。

     活動報告書には、シートA、シートB、シートCの3種類があります。シートAは、意欲的に取り組んだ活動を、シートBは、課題研究等を、シートCは取得した資格等を記入します。活動報告書で求めているのは、特別な経験や活動ではなく、例えば継続的な努力、改善・向上への意欲、主体性や協働性が窺えるような活動です。そのため、部活動等には参加せず、苦手科目の克服に努力したというような場合はシートAに記入する「意欲的に取り組んだ活動」に該当します。このシートが記入できないということが理由で出願できないというケースは非常に少ないと思われます。

  • 活動報告書の3種類のシートはできるだけたくさん提出する方が有利でしょうか。いろいろな活動をしておく方が有利でしょうか。

     そうではありません。一つの活動に絞って努力を重ね、顕著な成果を得ているような場合は、提出されたシートが1枚であっても、満点や高得点となる場合もあります。質より量で決まるようなことはありません。

  • 入試を学科・コースで実施とありますが、入試段階で学科・コースまで絞るのでしょうか。(二の足を踏む学生もいる。)

     社会共創学部では学科・コースの専門性に応じて、選抜段階から個別の募集枠を設定します。
     入学後、1年次では社会共創力を身に付けるための基礎を学び、2年次以降徐々に専門性を深めるカリキュラム体系としています。したがって、原則として、1年次終了時に学生に履修コース希望調査を行い、配属を決定します。希望者数が極端に偏る場合は、成績(GPA)に基づき配属を決定します。一方、地域資源マネジメント学科においては、履修コースごとに有する専門性の特徴から、一般入試の募集単位を履修コースごとに設定するほか、募集単位を学科単位とするAO入試においても、入学直後に配属を決定します。このため、AO入試入学者にあっては、コース配属の円滑化を図るため、入学手続き直後から入学までの間、入学前教育を実施します。仮にミスマッチがあった場合は、転学科等で、できるだけ柔軟に対応する予定です。転学科は、1年次終了時点で、転コースは、1年次又は2年次後学期終了時点での学生生活担当教員との面談に基づき実施されます。このような機会を設けることで、個々の学生の学習ニーズに応え、意欲を高めたいと考えています。

  • ものづくりコースは、工業高校のみ対象となりますか?

     工業高校のみを対象とはしませんが、書類審査で成果物等の実績を評価するため、これまでの技能実績を持つ点で、AO入試では有利になることが考えられます。

  • 地域に強いとあるが、県外からの学生の受け入れも想定していますか?

     是非入学してもらいたいと思います。地域を学ぶということは、愛媛県内外の地域の現状を把握することも必要です。社会共創学部では世界も視野に入れた仕事ができる学生を育成したいと考えています。

教育課程について

  • 4年生のときは何を学ぶのでしょうか。卒業論文は必修ですか?

     卒業論文を含む卒業研究が中心となります。卒業研究は必修ですが、その内容は学生の学修ニーズに応じ設定されます。例えば、地域貢献活動に係る活動成果を評価し単位を認定することも想定しています。この場合、単位の認定は、報告書における成果が基準となりますが、計画・実施・報告の各段階において教員の適切な関与があります。

  • 他学部との授業連携はあるのでしょうか。

     本学部は社会科学や、理学・工学といった専門分野の枠を超えた教育を特徴としています。このため、文系・理系にとらわれない幅広い学びを行えるカリキュラムとしており、他学部授業科目もカリキュラムに置き、また、学生のニーズに応じ、他学部授業科目を受講することを積極的に推奨します。

卒業後の進路について

  • 学生の時から、地域に入って授業を行うということは就職にも有利ですか?

     フィールドワーク、インターンシップでは、カリキュラムに関係の深い企業等で働く人たちと実習を行う予定です。このため、授業そのものが就職活動につながる要素が多くなることが想定されます。また、社会共創学部が目指す育成人材像は、社会人としての求められる人材像でもあり、実践力を身に付けられることから就職にも有利と言えます。実際企業からも実践力を身に付ける人材を育成して欲しいというニーズが出ています。

  • 社会共創学部の学生の進学先はどこになりますか?大学院は設置予定ですか?

     社会共創学部を基礎とする大学院を新たに設置する方向で現在検討中です。社会共創学部は、多様な学生・教員・地域ステークホルダーが連携する教育研究上の特性から、学生の進学先も、多様になるものと考えます。学生のニーズに応じ、法文学研究科・理工学研究科・農学研究科の各専攻に進学することが想定されます。

免許・資格について

  • 教員免許状は取得できますか?

     社会共創学部では教職課程認定を受けている学科はありません。。

  • 社会調査士とはどのような資格でしょうか?

     社会共創学部では、社会調査関連の所定の科目を修得した場合、社会調査士の資格を申請することが可能となります。社会調査士は、社会調査に関する、科学的な方法を用い、専門的な知識と技術を有する専門家を養成することを目的としています。その認定は、日本社会学会をはじめとする、複数の全国学会が設立した社会調査士資格認定機構が行い、2004年4月からスタートしています。この資格を取得することにより、例えば、企画・調査・広報・マーケティング・マスコミなど、多くの仕事の基礎力を身に付けることが可能です。

フィールドワークについて

  • フィールドワークとインターンシップの違いを教えてください。

     フィールドワークは、地域(フィールド)の現状把握、分析、課題解決を目的としているのに対し、インターンシップは就業体験による企業・組織理解・職業観の育成を目的としています。フィールドワークにおける地域は様々で、企業がフィールドとなるケースの場合、課題の内容によってはインターンシップとの明確な差異が無くなることもありえます。

  • フィールドワーク・インターンシップの評価方法を説明してください。主にステークホルダーが評価するようになりますか?

     ステークホルダーが直接的な評価者となることはありません。ただし、授業に参画する部分、例えば、実習態度、事後のレポートやプレゼンテーションなど実習内容についての評価を評価項目の一部とすることは考えられます。

  • フィールドワークはどこで、どのように行うのでしょうか?

     本学部のフィールドワークは、学部共通フィールドワーク(必修11単位)と学科独自のフィールドワークから構成されます。学部共通フィールドワークは、学生の実践力を着実に育成していけるように、入門科目「フィールド基礎実習」「フィールド実習」を1~2年次に学びます。2年次後半から3年次にかけては、専門コースに応じた「プロジェクト基礎演習」「プロジェクト実践演習」「プロジェクト応用演習」を学びます。「フィールド基礎実習」「フィールド実習」は学部学生が学科・コースに関わりなくグループワークを行います。「フィールド基礎実習」の実習先は、一般開放されている美術館や、工場施設、動物園など約70先で、いずれも数時間の実習になります。「フィールド実習」の実習先は、松山市、西条市、四国中央市、西予市です。遠隔地へは貸切バスで移動し、1泊2日程度の宿泊を伴うこともあります。「プロジェクト基礎演習」「プロジェクト実践演習」「プロジェクト応用演習」は各学科・コースで個別のプログラムが予定されており実習先も以下のとおり県内地域各所様々です。
    1. 産業マネジメント学科:いよぎん地域経済研究センター、松山商工会議所など(実習時間:各回数時間程度)
    2. 海洋生産科学コース:愛媛県農林水産研究センター、愛南町海洋資源開発センターなど(各回数時間程度)
    3. 紙産業コース:紙産業技術センターなど(各回数時間程度)
    4. ものづくりコース:株)新来島ドック、株)松山機型工業など(各回数時間程度)
    5. 環境サステナビリティコース:西予市、西条市など(1泊2日程度の宿泊を伴う)
    6. 地域デザイン・防災コース:松山市道後地区(各回数時間程度)
    7. 農山漁村マネジメントコース:西予市狩江地区・高川地区など(1泊2日~3泊4日の複数回の宿泊を伴う)
    8. 文化資源マネジメントコース:内子町、上島町など(3泊4日の宿泊を伴う)(3泊4日の宿泊を伴う)
    9. スポーツ健康マネジメントコース:株式会社愛媛FC、愛媛県民球団株式会社愛媛マンダリンパイレーツなど(各回数時間程度)

キャンパスについて

  • 産業イノベーション学科海洋生産科学コース・紙産業コースのキャンパスについて教えてください。

     産業イノベーション学科海洋生産科学コース及び紙産業コースでは、地域密着型教育を実施するため、1年次〜2年次は松山城北キャンパスで、専門 コースに入る3年次の段階で、それぞれ愛南町、四国中央市のキャンパスで授業を実施します。このため、いずれかのコースに所属する学生は、2年次 までは松山市が、3年次以降は愛南町または四国中央市が活動の拠点になります。

  • 社会共創学部の建物はどこになりますか。

     城北キャンパスの総合研究棟2及び共通講義棟A・B・Cが学部の中心となる予定です。

  • 農山漁村マネジメントコースの授業も城北キャンパスで開講されるのですか?

     城北キャンパスで開講します。

ステークホルダーについて

  • ステークホルダーという言葉を初めて聞いたのですが、どのようなものか。

     地域住民、企業、NPO、行政機関など、地域で共に暮らし、良いことも悪いことも共有する全ての個人・団体を指します。

  • ステークホルダーも学生を教えますか?

     教えます。従来の座学よりもフィールドワーク・インターンシップを重視しており、ステークホルダーとも協働することになります。
     社会共創学部では、実体験に基づいた現場の生(最新)の情報・地域に特化した話を聞くことができることも教育の特徴です。

  • フィールドワークに対するステークホルダーの反応はどうですか?また、ステークホルダーが関与することで、特に企業が関わる場合、学生ではなく企業が望むことがテーマになったりしませんか?

     これまでの大学とステークホルダーとの関係は、一方通行的で、このことが企業からの不満としてありました。例えば、教育内容は、大学の主観により実施され、ステークホルダーからの声を反映させることは困難でした。一方で、大学からステークホルダーに受入を依頼しているインターンシップなどは、大学からステークホルダーへの丸投げが指摘されています。このような現状をクリアするため、実習内容は検討段階から、双方で打合せを重ねプログラムを構築することとしています。

  • フィールドワーク・インターンシップに参加する企業の数を教えてください。

     フィールドワーク、インターンシップ合わせ約100先(フィールド基礎実習実習先を除く。)です。今後さらなる拡充を目指す予定です。

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