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授業紹介

プロジェクト基礎演習(スポーツ健康マネジメントコース)

授業のフレームワーク

プロジェクト基礎演習は、地域にある組織等が行っているイベントや活動に対して、スポーツ健康マネジメントコースの学生が中心となってプロジェクトにチームで取り組む、実践を重視した授業です。これまでに授業で学んだ知識や経験をもとに、地域のステークホルダーと協働して、スポーツや健康に関するプロジェクトの企画を立案する能力を養います。

プロジェクトのテーマは、担当教員の研究等の特徴を活かしたものが中心となります。ステークホルダーとの積極的なディスカッションやテーマに関する情報収集、地域・組織等の現状分析を通して、課題を発見し、コースの特徴を盛り込んだ内容となります。

また、課題に対して、地域・組織等の強みを活かした解決策を企画する工夫や、課題の設定や解決策を考える際に、従来のスポーツや健康の概念のみにとらわれない活動を企画し、チームとして地域に対して何ができるのかを考えていきます。コースの3年生とともに活動を構築し、スポーツ振興や健康増進を通じて、地域の価値を高めていく実践的な授業です。

現在取り組んでいるプロジェクトの概要等は、以下のとおりです。

実際の授業概要

担当教員 目的等 概要
野口一人 情報通信技術を活用した地域振興の観点から、スポーツイベント、地域イベントに関する調査及び報告書の作成指導 愛媛CATV株式会社をステークホルダーとし、同社が関わっている様々な地域イベントに協働しています。例えば、「愛媛駅伝」の中継に参画し、県庁前ゴール付近での撮影や映像配信のアシスト行います。一社だけでなく、南海放送など他のテレビ局と業務を分担しながら地域イベントを盛り上げ、情報を県民に伝えている現場に参画しています。
浅井英典 健康と体力の増進を図り、運動習慣の定着を目指したスポーツ教室の企画・運営の検討と報告書の作成指導 松山市コミュニティーセンター(松山市文化・スポーツ振興財団が運営)で開催されている、様々なスポーツ教室の中から自らが希望する複数のスポーツ教室に参加し、運営・指導方法等を学びます。
牛山眞貴子 スポーツと地域の活性化に欠かせないメディアとの連携を観点に、メディア体験と社会・メディア・地域に関わる調査を行い、報告書等の作成指導 テレビ局において、番組制作・報道・ビジネスコンテンツ・営業の各部門を視察及び現場を体験します。またテレビ局主催・共催の各種(スポーツ他)地域イベントに参加し、現場を作るスタッフとの積極的なディスカッションや情報収集現状分析を行います。

山中亮

地域の誇るスポーツイベントのブランド力向上プロジェクト「スポーツボランティアの充実に向けた取り組みを通して」 愛媛県で行われる唯一の日本陸連公認のマラソン大会を主管する団体である愛媛マラソン事務局と協働して活動を行います。大会のフレームワークと、実際に実施するまでのマネジメント等について、事前準備・視察・関係者へのヒアリング等を通じて、特にスポーツボランティアの側面について明らかにしていきます。また、実際に事前準備の進む現場で担当の職員と活動を数回実施します。
山本直史 身体活動を地域在住高齢者に普及するためのプロジェクト 集団レベルで身体活動を促進させるためには、個々人への働きかけだけではなく、身体活動を実践しやすいような(してしまうような)仲間づくり、環境づくり、社会づくりなど複合的なアプローチが必要とされています。今年度は特に環境に焦点を当て、地域の身体活動環境の実態調査、および住民ボランティアによる自主サークルの運営といった身体活動普及現場の視察・実地調査を行いました。今後は地域住民や関係団体と協働して、地域在住高齢者をアクティブにするための具体的な戦略を検討・実践し、その効果を評価するとともに、身体活動を普及することによる社会的・経済的な副次効果も検証することを目標にしています。

教員から一言

このように、地域で実際に行われる活動に関わり、実践的な力を養成していく授業です。リアリティーのある現場で緊張感を体験しながら、質の高い授業が行えるようにデザインされていますので、地域の方々と関わりながら、現場で発揮できる実践的な力を身に付けていってほしいと思っています。

県庁前でカメラを構えてゴールする選手を待つ愛媛CATVスタッフと学生(担当:野口)

愛媛マラソンのボランティア説明会で活動について説明を行う学生(担当:山中)