授業紹介
授業の目的
・各種実習や調査で得られたデータを処理し、地図を用いて2次元空間において表現することができる。
・地域社会の自然環境・人間生活に関わる膨大な情報・データを収集し、本演習で学んだことを用いて数値データを図化・可視化し、素人にも分かり易く表現することができる。
・学んだ方法を用いて自分たちでプロジェクト作業を計画し、グループワークでプロジェクトを仕上げることができ、互いの意見をぶつけ合ってより良いものに仕上げることができる。
授業の内容
演習では、主に環境、防災や地域社会に関する情報を収集し、その情報をデータ化し、表現しやすいものとして処理することが中心となります。地域社会に存在する自然と人間生活に関する様々な情報をデータとしてまとめ、「地理情報システム学」で学んだ基礎能力を基に地理情報システム(Geographic Information System-GIS)ソフトウェア(例:ArcGISやQGIS等)を用いて、各種地図情報として表現します。そのため、GISソフトウェアの基本操作を演習し、様々な課題に取組み、最終的にグループ毎にプロジェクト作業を行いレポートとしてまとめます。
演習成果例
- 愛媛県内の高等学校における生徒数を表した地図
- 松山市内の小学校児童数を表した地図
- 松山市内の土石流危険区域図
- 2017年の愛媛県内月平均雨量分布図
教員からの一言
今、地域社会に関連した様々な情報をデータベース化・可視化し、地域の皆さんにわかりやすく提供することが求められています。専門家と研究者だけではなく、環境、防災、社会、交通などに関する情報は一般市民が理解できるようにしないといけません。そこで、地理情報システムを使って様々なデータを可視化し、各種ハザードマップ作成にも利用します。本演習授業を受講することで、データ処理能力やGIS解析能力が身に付きます。