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2020.02.27 行事
愛媛大学酒「愛され媛」完成お披露目会を開催しました

芭蕉和紙ラベルの「愛され媛」
2020年2月19日(水)、本部第1会議室において、愛媛大学酒「愛され媛」完成お披露目会を開催しました。2009年から2015年度に製造した「媛の酒」以来の3年ぶりの愛媛大学酒の完成を祝い、開発に参加した学生、教職員、千代の亀酒造様、砥部焼千山様など約50人が参加し、「愛され媛」と書かれた幟がはためく中、法被姿の学生が司会進行や升酒を振る舞うなど、賑やかなお披露目会になりました。
2019年6月に愛媛大学酒を復活させるために「大学酒プロジェクト検討会」を立ち上げ、原料米の播種・田植え・稲刈りから、内子町の千代の亀酒造での酒造りまで、社会共創学部、地域共創研究センターの教職員や学生が参加しました。
「愛され媛」は、附属農場で無農薬栽培した「松山三井」約1トンを原料米とした、精米歩合58%、アルコール度数16%の純米吟醸酒です。また、酒瓶のラベル和紙は、内子町の芭蕉の茎を原料に社会共創学部で開発した芭蕉和紙が使用されています。
お披露目会では、愛媛大学大橋裕一学長から、「念願であった愛媛大学酒が地域のステークホルダーの皆様にご支援いただき、学生と教職員が協働で復活させることができた。『愛され媛』が名前のごとく地域の皆様に末永く愛され、地域の活性化の一助となれば幸いである。」との挨拶がありました。続いて、千代の亀酒造株式会社代表取締役の岡田将太朗様から、酒造りに関わった学生とのエピソードなど交えながら、愛媛大学酒完成のお祝いが述べられました。その後、寺谷亮司地域共創研究センター長から、大学酒プロジェクト活動報告があり、「甘めでスッキリ味」を目指し愛媛酵母の使用を決定したこと、酒名やラベルの検討には、時間をかけたことなどがスライドを使って紹介されました。
続いての贈呈式では、学生から大橋学長へ限定シリアル番号1番のお酒が贈呈されました。
仁科弘重理事からの乾杯の発声で試飲会が始まり、参加者からは、口当たりが甘いが、しっかりとした後味と辛さがあり、美味しいお酒だとの感想が聞かれました。
今後は、酒粕の活用についても、地域のステークホルダーの皆様と連携して取り組んでいく予定です。
手漉きの芭蕉和紙に、手書きの毛筆の限定ラベルは、4合ボトル1,000本。残り4合ボトルは印刷ラベルで1,000本。また、砥部焼の2合ボトルも限定200本を愛媛大学生協ショップ「えみか」で2月20日(木)から販売されました。

お披露目会での記念撮影