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2021.12.24 研究
「人口減少社会に挑む!フォーラム2021」を開催しました【2021年12月11日(土)】

笠松講師による基調報告
社会共創学部とえひめ地域づくり研究会議の共催により、「人口減少社会に挑む!フォーラム2021」を開催しました。毎年、地域課題に沿った異なるテーマを設けて開催しており、今回は「持続可能な社会へ『地域経済を回す多様な暮らし』」と題し、基調報告、リレースピーチ、参加者同士によるグループディスカッションを実施しました。
はじめに基調報告では、地域資源マネジメント学科の笠松浩樹講師から昨年度までのフォーラムの到達点と、今回のフォーラムのねらいについて説明がありました。レジリエンス型社会の必要性について、人口減少は地域からの経済流出を背景として発生し、地域から経済が出ていかないことが重要であると述べられました。
次にリレースピーチでは、愛媛県内で活躍する方々による報告が行われ、内藤昌典氏(有限会社内藤鋼業代表取締役)より、「木質バイオマスによるエネルギーの地産地消」と題して、間伐材を活かしたエネルギー生産について紹介いただきました。木村俊介氏(企業組合愛南ジビエ会長)・森裕之氏(同事務局長)からは、「ジビエの活用と地域づくり」について、鍋島悠弥氏(さかりば農園・お宿さかりば代表)からは、「外部人材と地域づくり」の要点としてエッセンシャルワークを多業によって維持する重要性についてお話いただきました。上田沙耶氏(喫茶ポパイ店主)からは、「地域での生業づくり」として地域の集まりの場の創出、地域資源の商品化などについて紹介いただきました。
最後に行われたグループディスカッションでは、リレースピーチで示された方向性に沿って参加者を4グループに分け、「経済の外部流出を止めるために」をテーマに意見交換を行いました。今回は高校生の参加者が多く、地域や若い世代の将来に関する意見が多く出されました。
本フォーラムでは、今後も地域課題に沿ったテーマを設けて、実践につながる議論を展開していく予定です。