授業紹介
社会共創入門
- 学科: 産業マネジメント学科、産業イノベーション学科、環境デザイン学科、地域資源マネジメント学科
- 学年: 1年次
- 教員: 社会共創学部教員
- 科目群:基礎力育成科目群
課題解決に向けた新しいマインドと方法-「社会共創」を学ぶ
社会共創入門がめざす学び
この授業は、複雑化・多様化が進む地域社会の現状を把握し、地域に内在する課題の設定や課題解決のための考え方や方法論を学習し、社会共創に必要な学問分野の融合や協働の在り方を考察するとともに、事例紹介・ケーススタディーを用いてディスカッションを通して理解を深め、社会共創の基礎的スキルを修得します。
授業の前半では社会共創に係る理論を中心に社会共創の概念や特徴を学習します。
企業や自治体の経営課題、環境問題といった複雑な地域課題を解決するために、深い思考力による知的活動が必要です。分割された一つの事象を部分的に見るのではなく、課題の構成要素間のつながりや相互作用を理解し、課題の全体像を捉える必要があります。システム思考やデザイン思考を学ぶとともに、事例紹介やケーススタディーを通して地域課題の本質の把握や解決案の提示を試みます。
地域のステークホルダーと協働しながら地域課題を解決し、イノベーションや新たな価値を創出するために、専門分野の融合、理論と実践の融合による総合知の形成が必要不可欠です。本授業では、共有された目的への共創アプローチとして、総合知の形成におけるさまざまな目標や参画者、レベルに応じた、マルチ/インター/クロス/トランスディシプリナリーの特徴を学習し、さまざまな協働の在り方やパートナーシップ構築の重要性を理解します。
後半では社会共創に係る実践を中心に各分野での共創アプローチの事例や実践活動を学習します。
具体的には、地域や海外における各学科のそれぞれの実践活動の事例を通して、専門分野の融合やステークホルダーとの協働の実践知を学習し、社会共創の基礎的スキルを修得します。また、各学科の教育プログラムを社会共創の人材像と照らし合わせながら学部学科の学修活動の特徴を理解します。