地域資源マネジメント学科

多様な地域資源を活かし、課題解決を学ぶ

地域資源とは、地域に存在する特徴的なもので活性化を可能にする自然、人的なもの、文化的なものを意味します。
本学科は、その中から農山漁村、文化・観光、スポーツ・健康に関する幅広い専門知識及び研究能力、
並びにこれら資源を実社会で活用・創造等ができるマネジメント能力を養い、
多様な地域ステークホルダーとの協働を通して地域の資源を活かした活動(自治体や企業内外を含む)を行います。
このような実践的な教育方法を通じて、農山漁村の振興・地域の文化資源の発見と活用・スポーツの活性化と健康保持増進を担う人材を育成します。

農山漁村マネジメントコース

農山漁村地域は、人口減少と高齢化、第一次産業の衰退、およびそれらに伴う集落や地域社会の弱体化が進行しています。そうした地域では新たな地域社会を構築する柔軟な人材の登場が望まれています。
本コースでは、農山漁村地域を中心に自然資源や農林水産資源の活用、暮らしや生活に根ざす技術と知恵の掘り起こし、および「地域社会の再評価」、「都市と農山漁村の交流」、「地域資源を活用した起業」などについて学びます。特に、長期の現場実習やフィールドワークを通して現場実践力を養い、将来の農山漁村を担う人材教育を行います。

文化資源マネジメントコース

都市や農村で生じる課題に対して、地域の様々な文化資源を掘り起こし、文化を活かしたまちづくりに注目が集まっており、これからの地域社会では、地域文化の保存・継承・活用と連動した地域振興や観光振興の取り組みが求められています。
本コースでは、歴史的な文化遺産の発掘や保存に関わる「文化遺産領域」、都市や農村の文化を観光に活かす「観光文化領域」、地域文化をまちづくりに活用する「まちづくり領域」の3領域から学びます。各領域では、大学外でのフィールドワークなどの実習に参加し、実践的な技術を身に付けます。

スポーツ健康マネジメントコース

愛媛県では、人口減少及び少子高齢化が進み、住民の体力向上・健康づくりのための機会の減少が生じるなど、多くの地域課題を抱えています。そのため、スポーツは地域社会再生の糸口として期待されています。
本コースでは、地域の子どもから高齢者、障がい者を対象とした講義、実技科目に加え、自治体等が行うスポーツプロジェクトへの参加など、多彩な活動を展開します。また、この活動を通して、課題を発見・解決する実践的能力(①スポーツの実践的指導力、②人々の健康な暮らしを創るマネジメント力、③サーバントリーダーシップ)を身に付けます。

カリキュラム

授業紹介はこちら

入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー(AP))

<求める入学者像>

(知識・実技)
1.高等学校で履修する範囲の基礎学力又は専門的な知識及び実技力を有している。

(思考・判断)
2.目標を達成するために、地域の産業、文化・観光、スポーツ・健康に関わる様々な事象を、多面的視点から論理的に考察し、自己の考えをまとめることができる。

(興味・関心・意欲・協働)
3.地域社会の持続可能な発展に関心を持ち、積極的に関わろうとする意欲を有している。
4.
様々な人々とグループワークしながら、主体的に問題の発見とその解決に取り組む姿勢を有している。

(技能・表現)
5.他者の意見を理解し、自己の考えを口頭又は文書でわかりやすく表現できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー(CP))

地域資源マネジメント学科は、地域資源に関する幅広い専門知識及び研究能力、これらの資源を実社会で活用・創造等ができるマネジメント能力を養い、多様な地域ステークホルダーとの協働を通して地域の資源を活かした活動によって地域社会再生に貢献できる人材を育成するために、次の方針に基づいてカリキュラムを編成します。

  1. 地域資源に関する基礎知識とその活用、ならびにマネジメントに関する専門科目を必修化し、さらに、地域資源の幅広い学問領域において、専門知識を融合する思考力を涵養し、体系的に修得するため、学科科目を配置します。
  2. 高学年次は、学問系列(コース)ごとに分けて各資源に関連する専門的実践力を涵養する履修コース科目を、選択必修科目として配置します。
  3. 地域社会の課題解決に取り組み、社会共創力を身に付けるためにアクティブ・ラーニングを展開します。
  4. 地域社会の再生と活性化に向けて、サーバントリーダーシップを発揮し課題解決へと向かうべく、共通の教育手法として、コースもしくは複数のコースが協力して行うフィールドワークを展開します。また自己確立とキャリア探究の基礎を構築するインターンシップ科目を配置します。
  5. 地域資源のマネジメント及び多様な地域ステークホルダーとの協働をコーディネートする知識の涵養と自己の将来設計のために、他学科専門力育成科目のみならず、共通教育科目や自他大学他学部科目までの相互連携により、幅広い学問分野の履修を推奨します。
  6. 社会共創力の修得に向けて、ゼミナールを設けて少人数教育によって取り組む学位認定科目群を配置します。卒業研究・自由課題研究を設け、少人数教育によって懇切丁寧な個別指導を行います。卒業認定に向けたこれまでの正課教育・準正課教育・正課外活動での学習の振返りを行った上で学位認定に必要な知識や情報を収集し、自ら課題解決の策定及び成果発表をサポートする社会共創演習科目も併せて配置します。
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー(DP))

<学習の到達目標>

(知識・実技)
1.地域資源に関する基礎知識と農山漁村の特長ある産業、文化・観光、スポーツ・健康に関する専門的知識及び実技力を修得し、これらの知識や収集した情報を活用する実践力を身に付けている。

(思考・判断)
2.地域社会で生じる諸課題を発見し、その課題を解決に向けて的確に考察し、資源活用の観点から総合的判断ができる。

(興味・関心・意欲・協働)
3.地域資源を活用した地域社会の再生と活性化に、自ら積極的に関心をもち続けることができる。
4.
地域資源を活用した地域社会の再生と活性化へと導こうとする意欲を有し、地域社会の諸課題の解決に取り組むことができる。

(技能・表現)
5.地域資源を活用した地域社会の再生と活性化に必要な情報を収集・整理・分析できる。
6.自己の思考・判断のプロセス及び結果を他者にわかりやすくプレゼンテーションできる。

(リーダーシップ)
7.地域資源を活用した地域社会の再生と活性化に向けて、サーバントリーダーシップを発揮することができる。

都会に負けない地域資源を探究

みなさんは資源というと何を連想しますか?ものを作るための材料であったり、燃料であったり、あるいは食料などが頭に浮かぶことでしょう。私たちは少し違った形で資源をとらえていて、過去から現代まで地域で受け継がれているもの全てを地域資源と考えます。例えば風習、芸能、文化財、遺跡といった言葉で表現できます。残念なことに、これらは都会発信のエンターテイメントの陰に、地域でも忘却されようとしていますが、これを活用しない手はありません。きっとそれらがみなさんにも、そして地域の人々にも知識や癒やしや生きがいを与えてくれることでしょう。教室に閉じこもることなく、自分の脚で地域資源を探究し、活用し、その喜びを地域の人々と分かちあいましょう。