学科長メッセージ
経済学、経営学分野の学びを問題解決に活かす
産業マネジメント学科には、経済学、経営学、情報科学の分野を研究する教員が所属しています。教育プログラムにおいては、理論的な専門教育と課題解決型の実践教育を連動して学ぶことができるように授業を構成しています。専門教育では、文系理系といった領域にとらわれず、文理融合型の専門科目を配置し、実践教育では、与えられた課題に対して、データや調査に基づいた定量的なアプローチを行い、これらの理論と実践を融合させることで、社会で必要とされる力を学ぶことができるような授業を展開しています。
私たちが暮らす社会は急速に変化しています。これまでと同じ状態が続くという考えはナンセンスです。さらに地域社会であっても世界の動きと無縁でいることは不可能です。このような社会で生じる問題を解決できる人材になるには、経済や経営を学び、その知見を実際の現場で活用する、その往還が不可欠です。問題の原因を探り、解決の方向性を考え、解決したいと願う皆さんのために、産業マネジメント学科は新しい教育プログラムを提供しています。地域に欠かすことのできない人材になることを、一緒に目指してみませんか?
幅広い専門性を活かし、地域産業に‟イノベーション″を起こす
急速に進む高齢化やグローバル化に対して、従来の専門技術や生産手法だけでは解決できない課題が山積しています。産業イノベーション学科では、愛媛県の地域産業に関連した海洋生産科学コース、紙産業コース、ものづくりコースの3コースが設置されています。
経営や経済などの幅広い知識に加え、コースごとの専門性の高い内容を学ぶことができます。さらに、様々なステークホルダーと協働する実践的な授業も用意されています。これらをバランス良く身に付け、理系文系といった枠組みを飛び越えて、複雑に絡み合った産業の課題を解決する‟イノベーション″を起こせる人材を育てるべく、教員一同頑張っています。ぜひ一緒に‟イノベーション″を起こしましょう!
自然科学と社会科学から、持続可能な社会を追求する
私たちの社会は、本格的な人口減少時代を迎える中、地球環境問題や巨大災害の勃発をはじめ、その持続性を根底から覆しかねない危機に直面しています。こうした危機の時代にあって、人間と環境の共生のあり方、地域社会のあり方、さらには科学技術のあり方といった根本的な問題が改めて問われています。環境デザイン学科では、自然科学と社会科学の両方を含んだ文理横断的な教育の下、幅広い視点から、人と自然が共生する持続可能な地域社会のあり方を問い直し、その実現に向けた諸問題の解決に地域協働で取り組みます。それは、地域の現場に身を置き、地域ステークホルダーと一緒になって、従来の専門分野だけでは解決し得なかった問題に果敢に挑む新たなチャレンジです。皆さんぜひ本学科でこの“知的冒険”に一緒に取り組み、持続可能な未来社会と地球環境の創造を目指しましょう!
地域資源を評価・活用する理論を研究し、実践活動に取り組む
地域資源とは、地形・気候・植生などの自然環境から、歴史遺産・景観・伝統行事・イベント・飲食文化・芸術・産業・特産品・住民さらには人々の暮らし・慣習・価値観など、地域に存在するあらゆるものを意味します。いま、日本の都市や農村で起きている人口減少やコミュニティ活動の停滞などの地域課題に対して、様々な地域資源を再評価して活かす活動が期待されています。地域資源マネジメント学科には、地域資源を評価・活用する理論を研究し、実践活動によって地域活性化に取り組む3つのコース(農山漁村マネジメントコース・文化資源マネジメントコース・スポーツ健康マネジメントコース)があります。地域ステークホルダーとの協働を通じて、農山漁村の振興、地域の文化資源の活用、スポーツ活性化と健康保持促進活動などを、多彩な教員と一緒に実感してみませんか。