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在学生に聞く大学生活

社会共創学部で学ぶ在学生の声

産業マネジメント学科

1年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1限フィールド基礎実習英語Ⅲ
2限英語Ⅲフィールド基礎実習倫理と思想を考える
3限新入生セミナーB地域調査方法入門科学技術リテラシー入門新入生セミナーB地域調査方法入門
4限社会心理学フィールドワーク入門社会心理学フィールドワーク入門
5限企業システム論企業システム論

(2017年度時点での時間割)

社会共創学部に進学した理由は?

私が社会共創学部を選んだ理由は、学部のホームページやパンフレットを見て、フィールドワークなどの実践的な活動が多く、現状を見て実際に肌で感じることで、座学では学べないことが学べるのではないかと思ったからです。また、1回生の時点で、企業や地域の方々とひとつの課題について意見を交換することができる講義が開講されているということを聞き、大学4年間で、社会に出たときに必要となる洞察力や思考力などをしっかり身に付けることができるのではないかと思ったからです。

授業以外にどのくらい勉強していますか?

授業以外では、空きコマ(授業のない時間帯)、サークルやアルバイトの合間などの空いた時間を利用し、勉強しています。特に、授業で出された課題などは、短時間で終わるよう集中して取り組んでいます。普段勉強している内容は、授業で出された課題のレポートなどが中心ですが、自分の興味のある分野の本を読んだり、これから取りたいと思っている資格の勉強もしています。

大学に入学してよかったと思うことは?

いろいろな価値観を持った人が集まって、一緒に勉強しているので、今までの自分にはなかった考え方に触れる機会が多くなりました。物事の捉え方が多面的になったり、新しい知識を得ることができたりして、お互いに刺激し合いながら活動できることは、入学して本当によかったことだと思います。また、高校時代に比べて時間に余裕ができたので、アルバイトやサークルなど活動の幅が広がりました。

将来の夢は?

私は、幼い頃に通っていた音楽教室の事務員さんが行っていたイベントの企画・運営や、生徒を呼び込むための広報活動などの仕事に興味を持っています。企画を運営していくためにはどのような活動をしたらよいのか、また企業を売り込むためにはどうしたらよいのかということを考えて実行する仕事に憧れているので、将来は企業の活動を考え、デザインしていくような仕事をしたいと思っています。

2年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1物理学入門フィールド実習環境学入門
2産業イノベーション論フィールド実習環境を考える
3統計学フィールド実習統計学
4会計学原理地域産業論フィールド実習会計学原理社会調査Ⅰ
5生産管理論流通論インターンシップ入門生産管理論流通論

(2019年度時点の時間割)

社会共創学部に進学した理由

自分が将来地元に残って働くには文理問わず幅広い知識や外部の方との柔軟なコミュニケーション能力が必要であると感じ、社会共創学部ではそれらを座学とグループでのフィールドワークで学べると感じたから。
全国どの地域にも課題はあるものの、それ以上にその土地ならではの魅力や活性化につながる地域資源は客観的にみると多く存在していることに気づかされました。マーケティングや統計学、会計学、フィールド実習といった専門分野での学びを活かし地元での企業や活性化の活動をしたいと思ったからです。

正課・準課外・課外活動で取り組んでいることは?

社会共創コンテストでは司会兼学生審査員を務めました。全国の高校生が考える地域に密着した課題解決策に刺激を受け、間近で熱意を感じる機会となりました。夏のオープンキャンパスではスタッフとして2年連続参加し、大学生活の様子や産業マネジメント学科を希望する高校生のサポートを行いました。
また、長期休暇等を活用し以前から興味を持っていた海外渡航を3度経験しました。台湾での滞在は日本を上回る経済成長の速度に驚かされました。また日本以外の同世代との関わりはとても新鮮で仲間が増えたこともいい経験でした。

大学でのサークル活動は?

学生祭実行委員会で企画部を担当し、当日のステージイベントの企画から運営を行っています。大学生が地域の住民を巻き込んで楽しめるような学生祭になるよう学生祭の半年以上前から活動しています。サークルのみんなで夏や冬にはキャンプへ行ったり、サークル時間外のプライベートでも関わりが多かったりと、楽しい思い出や良い人間関係を築くきっかけになっている大切な時間です。

今考えている進路、目標は?

地元で家業であるトータル・ブライダルサービス及び美容室を継ぎ、地元のシェアを高めるだけでなくインターネットを通じて県外・世界への事業拡大を目標としています。専門の国家資格も今後必要になるため、大学卒業後は就職するとともに専門学校に通い美容師技術を身に付けたいと思っています。
そのために在学中は大学生活に加え、本を読む習慣やボランティア活動・海外インターンシップにも参加して多くの分野に目を向けていくことが目標です。

産業イノベーション学科

ものづくりコース 2年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1限経済学入門フィールド実習環境学入門
2限材料と強度産業イノベーション論フィールド実習材料と強度歴史を考える
3限CAD製図フィールド実習産業イノベーションセミナーⅠ
4限CAD製図フィールド実習産業イノベーションセミナーⅠ
5限生産管理論フィールド実習生産管理論

(2017年度時点での時間割)

社会共創学部に進学した理由は?

私が社会共創学部を選んだ理由は、文理にとらわれない学びができるからです。私は元々文系でしたが、会社の運営などの知識を学びながら工学系の勉強もしたかったので、進路を考えたときに自分の理想に近い学部だと感じました。実際に、コースの専門科目として主に工学系の勉強をしながら他学科の授業も受けています。そして、物事を考えるときには、文理どちらの視野からも切り込んでいけることが増えたので、この学部での学びが少しずつ活かせるようになってきたことを実感しています。

大学1年生のときにやっておくべきことはありますか?

大学での勉強はもちろんですが、それ以外にも部活やサークルに入ることをおすすめします。友人が増え人脈も広がり、集団のなかで学べることも多いので良い経験ができると思います。また、未知の体験をすることにより視野も広がると思うので、旅行や実習などで様々な土地に足を運ぶこともおすすめします。大学1年生の間は時間に余裕がある人が多いので、様々なことに挑戦すれば充実した大学生活を送れると思います。

勉強、サークル、アルバイトの両立はできていますか?

私は大学の勉強以外で、主にサークル・アルバイト・習い事を行っています。平日の夜にそれぞれが被らないようなスケジュールにしていますが、空きコマ(授業のない時間帯)が少なく、昼間の勉強時間が限られているため、週末になるべく自分の時間を増やし勉強するなど、時間を上手く調整することにより、両立させています。また、テスト前は、アルバイト等は入れないようにし、確実に勉強時間を確保するように心がけています。

就職や就職活動のことは気になっていますか?

現段階では、就職や就職活動のことを具体的に考えるよりも、職種にこだわらず私自身がどのような働き方をしたいかを考えることが多いです。授業で企業の方から講義を受けたり、実際に企業に訪問させていただいたりする機会が多く、将来を考えるうえで非常に良い経験ができています。外部の方と関わることができる機会が多いことは社会共創学部のメリットだと思います。

環境デザイン学科

1年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1限農学入門フィールド基礎実習英語Ⅲ
2限英語Ⅲ経済学入門フィールド基礎実習現代と科学技術
3限新入生セミナーB地域調査方法入門科学技術リテラシー入門新入生セミナーB地域調査方法入門
4限社会心理学フィールドワーク入門社会心理学フィールドワーク入門
5限

(2017年度時点での時間割)

社会共創学部に進学した理由は?

私は今春まで大阪に住んでいました。小学生の時に、大阪府で唯一の村である千早赤阪村について知り、その地域に興味を持ったことが環境デザインに興味を持つことになった始まりです。この地域を実際に訪れることで、同じ大阪でも地域コミュニティが活性化している場所と、そうではない場所が存在することを知りました。このような地域ごとの格差について、実際にフィールド調査を行うことができる、社会共創学部に進学しました。

大学ではどのようにして友達を作りましたか?

私は大阪から進学したため、入学当初、知り合いは誰一人いませんでした。しかし、生協学生委員会(以下GI)が主催する「愛大生全員集合!」という企画で同じ学科の学生と友達になることができました。また、このお世話になったGIに所属することで、他学部の学生とも友達になりました。加えて、新歓期を過ぎた後にずっと気になっていたもうひとつのサークルに所属しました。同じ趣味を共有できる学生同士であったこともあり、温かく迎え入れてもらって今ではほぼ毎日といっていいほど彼らと交流しています。
サークルや部活に所属することが、同じ趣味を共有できる友達を作る一番の近道だと思います。

入学以来、最大のピンチや挫折体験はありましたか? また、どのように解決しましたか?

私の所属する環境デザイン学科は主に理系寄りの学部であるため、元々文系の私にはついていくのが厳しい講義がありました。この時、私は同じ学科の友人を頼って分からない部分を教えてもらい、また授業担当の先生方のオフィスアワーに質問させていただくことで、なんとか理解することができました。このような経験から、分からないことや悩み事があれば、一人で解決に臨むのではなく、周りの人に助けてもらい、解決する協働の大切さを改めて感じました。

大学に入学して、自身の成長を感じますか?

進学と同時に一人暮らしを始めました。自分のことは自分ですべてやらなければならないという責任と、自分のやりたいことは何でもできるという自由のバランスを取ることが意外にも難しく、あまり自分のやりたいことに割く時間がありませんでした。ですが、入学して半年が経った今では、すべきことを効率的にこなすことで、自由な時間も増えました。実家では甘えてしまっていたことも自分で実践することにより、自己管理能力を鍛えることができたことが一番の成長だと思います。

2年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1化学入門フィールド実習環境学入門
2環境ガバナンス論産業イノベーション論フィールド実習環境ガバナンス論倫理と思想を考える
3環境デザイン論質的データの収集と分析フィールド実習環境デザイン論質的データの収集と分析
4環境修復学公共ガバナンス論フィールド実習環境修復学公共ガバナンス論
5Speaking&Reading Strategiesインターンシップ入門

(2019年度時点での時間割)

環境デザイン学科を選んだ理由

私が社会共創学部環境デザイン学科に進学を決めた理由は、ほかの学科と比べて、1つの学科の中でも、幅広い分野を持っていることです。
入学時に、明確に自分のやりたいことが固まっていなかったため、自分が学んだことのない、理工学系の学問について、広く知識を深めることができると考えました。さらに、ほかの学科・学部と比べて、フィールドワークが多く、自分の足で調査をすることができると感じ、まず自分の足で行動したいという自分の性格に合っていると思ったからです。

課外活動で取り組んでいることは?

1年生の時に参加していたUDCM(松山アーバンデザインスクール)という松山の公民学連携のまちづくりスクールに参加しました。そのスクールの中で自分たちは道後にある知られざる名所(裏道後)をより活性化するためのイベント「夕焼けベンチin宝厳寺」を始め、今まで継続しています。ほかにも、大学のプロジェクトでインドネシアの貧困地域でのフィールドワークに参加し、現地の学生と一緒に調査を行いました。

大学生活を通して変化したこと

環境デザイン学科に入らなければ、一生関わらないような人たちと多く関わることができました。具体的には、プロジェクトでのインドネシアのフィールドワークなどを通して、自分が住んでいる環境や使用する言語が異なる人たちと関わり合うことで、貧困地域の現状について日常生活から考えるようになりました。さらに、日常生活で市街地を歩いていても、UDCM始め、多くのまちづくり授業を通して学んだまちの構造や、都市デザインについて考えるようになりました。

今考えている進路、目標は?

具体的には決まっていませんが、社会共創学部環境デザイン学科で学んだ多くのことを活かせる職業につきたいと思っています。
社会共創学部では、自分の興味関心が変わったとしても、幅広い分野で見聞を深め・広めることができる学部だと考えているので、残りの2年間で幅広く学び、自分が最も興味のある分野を見つけ、その仕事に就きたいと考えています。

地域資源マネジメント学科

農山漁村マネジメントコース 2年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1限農林漁業団体論観光地形成論プロジェクト基礎演習農林漁業団体論観光地形成論
2限地域農林漁業論環境学入門プロジェクト基礎演習地域農林漁業論
3限農山漁村生活技術プロジェクト基礎演習
4限地域健康づくり論農山漁村生活技術プロジェクト基礎演習地域健康づくり論
5限プロジェクト基礎演習

(2017年度時点での時間割)

社会共創学部に進学した理由は?

私は小さい頃から自然や地域の文化について触れる機会が多かったので、地域に対しては人一倍興味がありました。地域の文化や産業、資源についてもっと詳しく学んでみたいと思ったことが社会共創学部への進学を考えるようになったきっかけです。また、学部の1期生ということもあり、「何事も自分たちが先駆者になる」ということにワクワクする楽しさを感じたこともきっかけのひとつになりました。

高校生活と大学生活との違いは何ですか?

高校生活と大学生活の一番の違いは、授業の受け方だと思います。高校では、クラスの生徒全員が決められた同じ時間割で授業を受けますが、大学では、自分で受講する授業を選択することができます。勉強したい内容の授業を上手く受講するためには、自分で授業の計画を立てなければならないので、予定を組む力が必要になります。また、授業の組み方によっては授業時間以外に自由な時間が増えるので、サークルやアルバイト、趣味の時間に充てることもできます。

面白かったり、興味深かったりする授業は何ですか?

1年生の頃に受講した「社会共創学概論」と「リーダーシップ入門」は印象に残っています。「リーダーシップ入門」は、グループワークが中心の授業で、初対面の学生と話し合ったり、作業をしたりすることが多く、たくさんの友人ができます。「社会共創学概論」は、愛媛県で活躍されている方や企業の方の話を聞く機会があるので、学年が上がりインターンシップやフィールドワークを行う際に活かせることも多く、この授業の重要性を感じています。

社会人になったらどのように働きたいですか?

将来就きたい仕事についてはまだ具体的に決まっていませんが、地域と関わる仕事に興味があります。現在は、授業で農山漁村の方々と直接話をする機会が多く、地域の人との関わり方について学ぶことができています。ライフスタイルとしては、平日は都市部でしっかりと働き、休日は山でのんびりと過ごすのが理想です。仕事でもプライベートでも、大学で学んだことを活かせるような生き方ができたらいいなと思っています。

文化資源マネジメントコース 2年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1フィールド実習
2文化資源マネジメント論Ⅰフィールド実習文化資源マネジメント論Ⅰ現代社会の諸問題
3統計学フィールド実習統計学
4観光文化論文化遺産論Ⅰフィールド実習観光文化論文化遺産論Ⅰ
5地域文化論フィールド実習地域文化論

(2019年度時点での時間割)

社会共創学部に進学した理由

私が社会共創学部に進学を決めたきっかけは、高校時代の部活で地域の方々に話を伺う機会があり、その際に、私にとって身近な地域でも知らない歴史や文化が多くあることに気がついたことです。この出来事をきっかけに大学進学に興味をもち、社会共創学部がフィールドワークを行っている学部であることを知りました。大学の学びの中で、フィールドワークを具体的にイメージできたことで、現地に行きその土地のことをその地域の人に聞いてみたい、現場を肌で感じてみたい、そして、将来は地域の魅力をより多くの人々に伝えたいと思うようになりました。

正課・準課外・課外活動で取り組んでいることは?

私はゼミで歴史文化を活かした観光まちづくりを勉強しています。今年は、ゼミのメンバーと内子町の小田地区で生活文化や廃線となった森林鉄道に関する聞き取り調査を行い、地域住民や観光客に対して、小田の歴史文化について成果を公開する企画展を開催しました。もちろん、準備にはかなり時間がかかります。開催前の授業の空き時間は成果のまとめ作業を中心に取り組み、とても大変でした。企画展の会場は、空き家になった古い商家を活用しました。多くの地域住民、観光客がこの展示会に来場し、改めて、空き家になっていた商家に光が当たり、地域にとって愛着のある大切な場所であることが再確認でき、地元にも喜ばれ心から嬉しかったです。地域が持続的な着地型観光を実施していくためには、地域住民と観光客をつなぐ場所が必要です。現在は、観光系学会での発表に向けて、この商家をどのような場所にしていくか、小田地区のエコツーリズムと関連付けて研究しています。

大学でのサークル活動は?

大学に入って生協学生委員会に入り、学部を超えてたくさんの友人ができたこと、また仲間とイベントを企画・運営することで、高校時代にはない達成感が得られたことです。きっかけは、自分自身が新入生イベントに参加して、イベントを運営する先輩に憧れたことでした。委員会では、新入生の親睦を深めるために「愛大生だよ!!全員集合」を企画したり、新入生の履修相談を行う「履修ステーション」を企画しました。規模の大きいイベントを限られた期間の中で準備していくためには、お互いの作業に対する責任感が必要です。大人数のスタッフで進める時こそ、各自のスケジュール管理が必要なことを痛感しています。私にとって委員会の活動は、1番の楽しみでもあり、社会人に向かって大切なことを教えてくれる場所です。

今考えている進路、目標は?

私は愛媛県の魅力を伝える地方情報雑誌の編集者になることです。地域の歴史や文化について、私たちのような若い世代が知らないことが多いのは、その情報に触れる機会が少ないからだと思います。地方情報誌は、発行される範囲は狭いながらも、地域の幅広い世代に向けて、内容の濃い情報を伝えることができる点が良いところであり、このような雑誌を自分の手で作ることが私の将来の目標です。全国の雑誌やパンフレットを収集しながら様々な事例を学びつつ、一方で、フィールドワークではいろいろな視点からアプローチし、自分の言葉で表現できるように取り組んでいます。

スポーツ健康マネジメントコース 2年生
1日のスケジュールは?

1週間の授業スケジュールは?
1
2スポーツ社会学コミュニティ論体つくり指導実習現代社会の諸問題
3プロジェクト基礎演習
4レクリエーション演習レクリエーション演習
5初級中国語Discussion SkillsWriting Workshop初級中国語体つくり指導実習

(2019年度時点での時間割)

社会共創学部に進学した理由

私が社会共創学部に進学した理由は、「自ら地域の中に入り」、スポーツを通じて地域活性化に貢献できる場所はこの社会共創学部のほかには無いと考えたからです。高校時代からスポーツと社会に関わる勉強を深めてみたいと考えていましたが、様々なスポーツ系の大学・学部を調べる中で社会共創学部のことを知りました。社会共創学部では一般的な先生方による座学だけでなく外部(地域)の方を講師として行う授業や、実際に生徒が地域に出かけ、課題や興味のある分野の内容を実際自分の目で確かめることができるフィールドワークがあり、スポーツに限らず文化や地域特有の産業などについても学ぶことができます。現在はこの社会共創学部での経験を通して、幅広い教養知識を身に付けたうえで、自身の専攻分野であるスポーツを通じて社会を活性化し、また地域の人々にスポーツの楽しさを少しでも広めていける仕事をしていきたいと思っています。

正課・準課外・課外活動で取り組んでいることは?

私はプロジェクトで愛媛マラソンのボランティア満足度向上を図るための活動を行っています。愛媛マラソンは近年ランネットでもランキングが上がるなど参加者の満足度の高い大会になってきています。私たちはその大会を支えている、2000人近いボランティアの方々の活動の充実度や満足度を向上させるために、アンケート用紙を用いて愛媛マラソンでのボランティア活動の良い点・課題点を追究し、愛媛マラソンがさらに良い大会へと進化していくことを目指しています。今年は先輩方が昨年、一昨年に行われたアンケート調査をもとに、アンケート用紙の内容に改良を加え、愛媛マラソン大会実施の際にボランティアの方々にアンケートへの回答をお願いしていく予定です。また愛媛マラソン事務局でインターンシップに参加し、大会が開催されるまでの準備など大会運営の裏側にも関わらせていただくことで、スポーツイベントや大きな大会を主催する際の準備の重要性や外部・内部関係者との密なコミュニケーションの必要性、そしてより楽しんでもらえるような内容を考えられる想像力など、様々な要素が求められるんだなということを実感することができました。

大学でのサークル活動は?

私は高校時代から現在まで、硬式野球部に所属しています。大学ではマネージャーとして練習補助だけでなく、リーグ戦運営や資金管理、OBの方々、監督、連盟幹部、他大学の学生スタッフなど様々な立場の方との連絡など、高校時代にはできなかった新たな経験を得ることができています。特に目上の方とメールや電話でやり取りをする際の言葉遣いなどは、このマネージャーという立場でなければ身に付ける場は他にはめったにありませんし、この先自身が社会人として働く際にも役立つことを実感しています。また四国地区大学野球連盟では学生が主体となって運営はもちろん、清掃や募金活動などを行っており、部活動を通して主体的に考え行動する力も身に付けることができます。

今考えている進路、目標は?

私は海外留学と大学院進学を主に考えていて、大学での4年間を経たのちさらにスポーツ社会学やマネジメント学、スポーツ科学についての知識をより深めていきたいと思っています。現在も海外研修に参加したり愛媛大学総合型地域スポーツクラブで指導の仕方を体得しようとしている途中ですが、愛媛大学での4年間や今後の進学先での経験を通して、スポーツと地域とのかかわりはもちろんのこと、私たちが地域の人とかかわったり、あるいは海外の人たちがスポーツについて考えていることを実際に自分の目で確かめたいと思います。1つの考えだけにとらわれず、地域にあるスポーツチームの中から地域へと働きかけを行って、活性化や人々の生涯スポーツ定着に貢献できるようになっていきたいと思います。