卒業生の声

多くの卒業生が、社会共創学部での4年間の学びを経て進学・就職し、社会人として、大学院生として、新しい場所で活躍しています。ここでは、高校生の皆さんの大学進学、在学生の皆さんのキャリア選択のサポートとなるように、社会共創学部の「卒業生の声」を紹介します。

過去の「卒業生の声」はこちら
2021年度

MESSAGE.産業マネジメント学科人と人を「つなぐ」役割として

事業創造コース 2021年度卒業

一色 建輝

ユニ・チャーム株式会社

私は、変化の激しい時代に実践力を身に着けたいと思い、この学部を選びました。
社会共創学部では、座学で幅広い分野の理論を学び、フィールドで実践というサイクルを通じて課題発見力・解決力を培いました。地域というアウトプットの場が与えられていることで、実践的な学びを得ることができます。ですが、なかなか満足いく結果は得られず、課題解決の難しさを痛感するばかりでした。在学中は、ビジネスプランニングコンテストや企業との合同プロジェクトなど学内外問わず挑戦し、トライアンドエラーを経て、多くのことを学びました。
現在、私はおむつや生理用品、マスクを製造するメーカーで働いています。その購買部に所属し、全世界の自社製品に使用する素材の調達を行っています。社内ではその素材のプロフェッショナルであることを求められ、「いかに良いものを安く安定的に調達できるか」という視点で社外と関わっています。
社内外の調整役として、幅広い知識や課題を多面的に捉え解決に導く力が必要となる中で、毎日勉強の日々を過ごしています。
学生時代になんでも挑戦し、様々な経験をしてください。そして楽しんでください。ご活躍を楽しみにしています。

MESSAGE.産業マネジメント学科大学時代の経験が今に繋がる糧になる

産業マネジメントコース 2021年度卒業

赤坂 華菜子

愛媛県東予地方局今治支局税務室

私は現在、愛媛県東予地方局今治支局税務室で働いており、納税証明書の発行や身体障がい者の方の自動車税の減免受付など、税金に関わる仕事をしています。入庁したばかりの頃は税金に関する知識も浅く、慣れない業務や専門的な用語に戸惑うことも多くありましたが、日々の業務を通して一つでも多くの知識を吸収していけるように努力しています。
社会共創学部はフィールドワークが多く、実際に自分の目で見て地域課題について考え、地域のリアルな声を聞きながら解決策を考案することができます。そのため、自分自身の課題解決能力を高めるとともに、多角的な視点で課題に向き合っていくことができるようになると思います。また、そういった経験を通して培われたコミュニケーション能力や相手の話を聞く力は、現在の窓口業務でもとても役に立っています。
在学生・高校生の皆さん、社会共創学部は地域と密着した実践的な授業も多く、たくさんの学びを得られる場だと思います。4年間の学生生活の中で様々なことに挑戦し、将来自分のしたいこと、就きたい仕事を見つけてもらえればと思います。

MESSAGE.産業イノベーション学科地域に根差した環境で、他ではできない大学生活を経験

海洋生産科学コース 2021年度卒業

石川 豪大

愛媛県農林水産研究所 水産研究センター 養殖推進室

愛媛県は魚類養殖生産量日本一を誇り、漁場環境に恵まれた水産県です。そういった強みを持つ愛媛県の水産業のさらなる発展に貢献できるよう、現在は県職員としてスマやブリの種苗生産業務及び試験研究業務に励んでいます。その一番の原動力は、所属していた産業イノベーション学科で地域水産業に携わる魅力を実際に肌で感じたことです。
大学では、愛南町を拠点に「生命科学」・「環境科学」・「社会科学」の3つの領域から海洋生産科学を学習し、魚しょく教育や地域イベントにおける水産知識の普及活動に注力しました。地域に根差した環境で座学と実践を併せて経験することにより、地域水産業における課題解決能力を養いました。これらの過程で得た知識や協働して課題に取り組んだことは現在にも活かされていると感じています。また、海洋生産科学コースの学生と研究や生活を共にしたことは印象的であり、すごく良い思い出です。
社会共創学部では幅広い分野の人と出会い、様々な経験ができると思います。その中で、自分に合ったものを見つけ、自分らしく学生生活を楽しんでください。

MESSAGE.産業イノベーション学科紙の可能性を求めて

紙産業コース 2021年度卒業

烏谷 和也

えひめ洋紙株式会社 営業部

私は紙の加工品に興味を持ち、産業イノベーション学科に入学しました。中でも、興味があったのは脱プラに繋がる環境対応商品です。産業イノベーション学科では、紙の製造工程やセルロースナノファイバーなどの専門的な知識だけではなく、時代に合わせた紙の加工品についても学ぶことができます。加工品について学ぶ中で、その種類や性能に驚かされ、もっと色々な人に知ってもらいたい、使ってもらいたいと思い、それらを同時に行える営業の仕事がしたいと考えるようになりました。
現在、私が就職しているえひめ洋紙は、印刷会社が使用している専門的な紙から、トイレットペーパーなどの日用品の紙まで幅広く営業を行っています。他にも、脱プラの新商品である紙製クリアファイルや紙パックでできた詰替えシャンプーの販売などを行っており、学部で学んできた紙の知識を活かしつつ、新しいことにも取り組めると思い、入社しました。
社会共創学部は、地域の方と触れ合う機会やフィールドワークなどここでしか経験できないことも多く、社会に出た際に役立つことが多い学科だと思います。4年間という長いようで短い学生生活、楽しんでください!

MESSAGE.産業イノベーション学科自分の興味と真剣に向き合える学部

ものづくりコース 2021年度卒業

山中 直人

JRCS株式会社 Digital Innovation LAB

私はロボットや自動運転に興味があり、産業イノベーション学科ものづくりコースへ進学しました。在学中は、地元企業と連携して、「電動車いすの自動走行システムの開発」をテーマに研究をしました。課題設定から機構製作・電装・ソフトウェア実装を一貫して取り組むことで、専門性を深めつつ、ものづくり全体の流れを知ることができました。また、社会共創学部では、フィールドワークやグループワークを行う授業が多く、働く上で重要となるコミュニケーション力が鍛えられました。
私が働いているJRCS株式会社(山口県下関市)では、「海上物流を絶対に止めない」という会社のミッションを果たすことで、世の中の人を笑顔にすることを掲げています。また、私の所属する”Digital Innovation LAB”では、海運業界のDXを大きな目標として掲げ、クラウドをベースとしたデジタル製品の開発に取り組んでいます。
私は入社1年目からハードウェアと、一部ソフトウェアの開発を任されており、学生時代に学んだ機械・電気の知識が活かされています。まずは、私の開発している製品が、海運業界で働く人の笑顔に繋がることを目標に、日々開発に取り組んでいます。
“Digital Innovation LAB”には、アメリカ、インド、ドイツ出身の多国籍なメンバーが集結しています。それぞれの専門分野を持つメンバーとのコミュニケーションは基本的に英語で、日々苦労はあるものの、充実した毎日を送っています。
在校生・高校生の皆さん、社会共創学部には挑戦をするための時間が多くあります。何かに真剣に挑戦して、上手くいったことも失敗したことも、その後の人生の財産になります。私もずっと挑戦し続けています。一緒に頑張りましょう。

MESSAGE.環境デザイン学科自分の強みを見つけるための学部

地域・防災コース 2021年度卒業生

桝田 実沙

株式会社カナン・ジオリサーチ

私は現在インフラ事業を展開する株式会社カナン・ジオリサーチで働いています。主に電磁波を用いた路面下空洞調査に従事しており、日々勉強しながら報告書作成や解析業務に携わっています。
在学中は、西日本豪雨の際にボランティアに参加したことをきっかけに、のむら復興まちづくりデザインワークショップ等の活動に関わりをもちました。その中で、まちづくりには知識の刷新だけでなく、より豊かな生活に向けて継続的に人との関わり方や地域について考えていくことが必要であることを学びました。この経験は現在の仕事でも活きており、また、課題に対して常に多角的な視点からアプローチしていくことの礎になっています。
社会共創学部は、知識面の学びはもちろんのこと、フィールドワークやグループワーク等のカリキュラムを通して自分の強みを見つけるための環境が整っていると思います。そのような環境で、自分のやりたいことと強みをマッチさせていく貴重な4年間を過ごせてよかったと感じています。社会共創学部が皆さんの選択肢の1つになると嬉しいです。

MESSAGE.環境デザイン学科多くの挑戦を通して自分の可能性を広げられる4年間

環境サスティナビリティコース 2021年度卒業生

檜垣 明里

株式会社サーキュレーション プロシェアリング本部 関西支社 コンサルタント

私は、大学の4年間を通してまちづくり団体を立ち上げ、イベントを開催してきました。環境デザイン学科の授業を通し、地元出身の私ですら知らなかった地域の歴史や熱い想いに触れ、その想いを実現させたいと思うようになった結果、団体設立に踏み切りました。現在は、地域が抱える課題の多くに情報の格差があることに気づき、「知」のめぐりをよくするべく、地方の企業の挑戦を後押しするコンサルタントをしています。
団体運営にあたり、大変なことも多々ありましたが、支えてくださった地域の方々や先生方、同じ想いを持つ仲間がいたからこそできたことだと感じています。
入学前は、「なんとなくおもしろそう」で選んだ社会共創学部でしたが、興味があることになんでも挑戦できる環境が整っています。みなさんもぜひ社会共創学部で自分の「やりたいこと」を見つけ、可能性を広げてみてください。きっと長くて短い「濃い」4年間が待っていると思います!ご活躍を期待しています!!

MESSAGE.地域資源マネジメント学科これまでの経験や出会いが今の私を作る

農山漁村マネジメントコース 2021年度卒業生

鶴岡 夏鈴

沖縄県労働金庫 おもろまち支店

私は現在、沖縄県労働金庫で預金窓口担当として、地域で働く方々が行う経済・環境等に関わる活動の促進に取り組んでいます。在学中は、観光農園や久米島の農泊団体での長期現場実習、食育活動等のフィールドワークを通して研究を行い、幅広い年代の方々との関わり方や資源の活用方法を実践的に学び、行動力やコミュニケーション能力が養われました。 就職活動の際には、地元である沖縄県で働く人々の生活や金融業に携わりたいという考えから、今の仕事を志望しました。現在は、窓口で様々なお客様の相談にのり、金融面からお客様の生活をサポートする仕事を行っています。窓口に来店するお客様の相談事は様々で、勉強の日々ですが、大学生活で培った多くの経験や学びを活かせる場面が多く、今の私を支える基盤となっています。在校生・高校生の皆さん、社会共創学部は座学やフィールドワーク、地域の方々と関わりを持つ機会が多く、共に学び切磋琢磨できる友達や先生方にも出会え、その経験は卒業後も自分自身の力になります。皆さんに沢山の素敵な出会いと、学びがあるようにOBとして心から願っています。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科地域社会で学びを「実践」できる環境

文化資源マネジメントコース 2021年度卒業生

竹中 吉備

愛媛県公営企業管理局総務課

文化資源マネジメントコースでは、実践的な学習環境で社会に通用する能力を身に付けることができます。このコースでの最も印象深い経験は、卒業研究で取り組んだ中世城跡の保存と活用の研究です。
この研究では、文献や実地での調査だけでなく、城跡の保存や活用に関わる多様なステークホルダーと対話を行うことで、専門的な視点だけでなく、整備事業を実施する行政の考えや地域住民の意見を集約し、課題を多角的に検討することで、解決策を導きました。
また、このような経験から「課題に対して、様々な視座を想定しながら解決策を見出す」という実践的な課題解決力を身に着けることができました。
就職活動では、行政という立場から地域の発展に貢献することを志し、愛媛県職員という職に就きましたが、在学中の経験を通じて身に着けた思考法は、現在も多くの場面で役立っています。
社会共創学部を志す皆さん、そして在校生の皆さんには、自分が心惹かれる分野について、楽しみながら学びを深めてほしいです。OBの一人として、心より応援しています。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科行動力や多角的な視点が養われる

スポーツ健康マネジメントコース 2021年度卒業

田中 和麿

エン・ジャパン株式会社 人財プラットフォーム事業部

私は現在、エン・ジャパン株式会社の人財プラットフォーム事業部で勤務しています。
主に日系大手や勢いのあるベンチャー企業等の中途採用領域の支援を行っております。
在学中は地域資源マネジメント学科のスポーツ健康マネジメントコースに所属し、スポーツが地域に及ぼす影響の検証や、スポーツによる地域活性化のための取組などの活動を行っていました。
スポーツと現職の関係性は一見皆無に思いますが、在学中に養った行動力や多角的な視点は現在も幅広い場面で役に立っています。
大学での経験を今後に活かすも活かさないも自分次第だと思います。貴重な大学生活を有意義に使い、やりたいことに精一杯振り切ってください!必ず将来どこかの場面で役に立つと思います!

2020年度

MESSAGE.産業マネジメント学科大学時代に培った力で企業のDXを支援

事業創造コース 2020年度卒業

森田 真菜

株式会社NTTデータ四国 第一ビジネス事業部 首都圏開発部 第二開発担当

私は現在、顧客管理や営業支援ができるシステムを使って、企業のDXを支援する仕事をしています。システムの開発や保守業務を担当しており、システムの仕様や開発の進め方等、様々なことを勉強しながら業務に取り組んでいます。
大学時代は、フィールドワークやインターンシップ等で企業の方とお話する機会が多くあり、幅広い年代や職種の方とのコミュニケーション能力が身に付いたと感じています。
現在の仕事では、お客様からの要望のヒアリングや、協働者さんと円滑に開発を進める上でコミュニケーション能力が必須となるため、大学時代に培ったコミュニケーション能力がとても活きています。
社会共創学部は、コミュニケーション能力だけでなく、課題解決力やマネジメント力等、様々な能力を育成するためのカリキュラムが用意されているため、今後、社会人として生きていくための自分の強みを見つけられる場所だと思います。学生時代は何でも挑戦して、自分らしく楽しんでください。

MESSAGE.産業マネジメント学科より良いものにするために

産業マネジメントコース 2020年度卒業

近藤 千夏

松山市役所 産業経済部 農水振興課

私は、松山市産業経済部農水振興課で、松山市の農業や水産業の振興に関する業務を行っています。中でも、傾斜等の農業の生産条件が不利な地域で、農業を営んでいる人への支援に携わっています。この業務は、農家さんと直接話をしたり、実際耕作している農地を見ることができたりと、現場に足を運ぶ機会が多いです。現状を自分の目で確かめ、考えながら業務を進めていけることにやりがいを感じ、日々業務に励んでいます。
私は、高校生のときから「地域に直接関わることができる仕事をしたい」と思っていたため、地方公務員になることを目指して、社会共創学部を選びました。入学して学んだことは、現状に満足せず、常に疑問や課題を見つけようとすること、またその改善策を考えることです。この学びは、今の仕事にも活かされています。地域や業務の課題について、どの方法が市民にとって最善なのか、また、どの方法が一番効率よく効果的にできるのかということを常に考えながら、業務を進めることができていると思います。仕事は一人でするものではありません。様々な考えを持つ人と話し合いながら「より良いものを作っていく」という意味では、大学でのグループワークやゼミでの活動は、社会に出るための予行演習だったと感じています。
大学生活は、長い人生の中でたったの4年間しかありません。大学での学びを無駄にせず、充実したいい4年間だったと思えるように過ごしてください。

MESSAGE.産業マネジメント学科強い体験こそが最も自分の原動力になる

事業創造コース 2020年度卒業

谷口 丈太

株式会社Shift・コンサルティング事業部

「なんか面白そうやし、ここにするか。」
高3の冬の終わりの私の賭けは、今振り返ると「大勝利」だったと思います。入学当時、社会共創学部は設立したばかりで私は学部の1期生でしたが、本当に様々な体験ができました。
何回も海外に行って、現地の大学生と一緒にフィールドワークをし、地域の課題について議論したり。面白い論文を見つけては、ゼミの先生に頼み込んで著者の先生に直接会いに行ったり。1年間大学を休学して日本中の素晴らしい経営者を訪ね回ったり。本当に充実していて、あと5年はいてもいいかと思うほどでした。

私は今、もっと社会とのコミュニケーション力を身につけたいと思い、インターネット広告代理店で働いています。ベンチャー企業ということもあり、毎日挑戦の連続です。
その挑戦の原動力は、間違いなく在学時代に社会の課題を間近でたくさん見たことだと思っています。自分を突き動かすものは間違いなく原体験にあり、人生の中でどんな体験ができるかは重要です。
社会共創学部には「大学の持つネットワーク」「教授陣の属するコミュニティ」「共に学ぶ仲間」という最高の環境が揃っています。
あとはあなたが自由にやっちゃってください! ご活躍を楽しみにしています。

MESSAGE.産業イノベーション学科地域の海や魚の魅力を伝えたい

海洋生産科学コース 2020年度卒業

山本 美歩

株式会社四国水族館開発 飼育展示部 魚類課

私は現在、香川県にある四国水族館で働いています。四国水族館は「四国水景」をテーマとしており、四国ならではの水の景色を見ることができる水族館です。大学で学んだ水産の知識や経験を活かし、地元の海や魚の魅力を多くの人に伝えたいと考え入社を決めました。
在学時は、水産業の盛んな愛媛県愛南町で、海産魚の養殖システムや育種開発について学びました。また、「魚しょく啓発」や「地域の海の良さを広めるイベント」等のボランティアにも参加し、多くの人に地域の海や海洋生物の魅力を伝えることができる喜びを知りました。こうした学びの中で得た「感動」「驚き」「発見」の体験は、今の私の原動力となっています。
現在は飼育展示部魚類課に所属し、魚の飼育業務を行っています。四国水族館の大水槽には、海洋生産科学コースのメンバーで飼育したスマを展示しています。大水槽の餌やりイベントでは解説を務めることもあり、お客様から喜びの声をいただくことができたときの感動は、何にも変えられません。今後も、お客様に新たな発見をご提供できるよう励みます。
私は社会共創学部での様々な出会いと学びが夢の実現に繋がったと実感するとともに、心から感謝しています。

MESSAGE.産業イノベーション学科大学で一生懸命になれたことが、今の私の支え

紙産業コース 2020年度卒業

丸山 颯己

愛媛大学農学研究科 生物環境学専攻 環境保全学コース

大学院では、大腸菌で汚染された途上国の水を浄化する粘土材料の開発をしています。目的を決め、コツコツと結果を積み上げ、成果を出すことに大変ながらもやりがいを感じています。
私は、はじめから実験が好きだったわけではなく、むしろ周囲と比べれば不得意なことだったかもしれません。そんな私が大学院に進学して研究を続けられているのは、紙産業コースでの経験があったからです。紙産業コースにいた時は、夜遅くまで同期や先生とプレゼン資料を作ったり、クリスマスを実験室で過ごしたりしていました。大変なことや辛かったこともありましたが、それも含めて、一生懸命頑張った経験は記憶として残り、自信となり、自分の力になっていると強く感じます。
自分には出来ないと決めつけずに、まずは目の前にある課題を一生懸命やってみると、自分が想像していなかった道や、やりたいことが見えてきます。大学にはそういった成長の機会が沢山ありますので、人生を変えるくらい、有意義な時間を過ごして欲しいと思います。

MESSAGE.産業イノベーション学科自分の学びたいことが学べる学部

ものづくりコース 2020年度卒業

中山 未奈美

シブヤ精機株式会社 技術本部 FA技術部 設計Ⅰ課

私はものづくりに興味があったため、産業イノベーション学科に進学しました。高校時代の選択は文系でしたが、大学ではプログラミングなどの制御や旋盤等を使用した金属加工、力学や設計など、ものづくりに関する幅広い専門分野を学びました。また、社会共創学部の特徴でもある、1回生からのフィールドワークに参加し、様々な企業を訪問することでさらに学びを深めました。
今の会社に就職したのは、機械設計の分野に惹かれたからです。現在、FA(ファクトリーオートメーション)システムの設計に携わっています。在学中や入社後の工場実習の経験を活かし、加工や組立、調整の容易さ、安全性など様々なことに気を配りながら設計することにやりがいを感じています。
まだまだ勉強中の身なので、知らないこと、わからないことがたくさんありますが、大学時代に培った「なぜ・どうして」と疑問を持って考える姿勢を忘れずに、日々頑張っています。

MESSAGE.環境デザイン学科課題に真剣に向き合った経験が今に活きている

環境サスティナビリティコース 2020年度卒業生

中村 渚

松山市役所 産業経済部 市場管理課

私は環境問題に関心があり、環境デザイン学科に進学しました。在学中は、持続可能な社会づくりについて学び、経済・社会・環境それぞれに配慮しながら発展するまちづくりに貢献したいと考えるようになりました。
松山市は、環境モデル都市やSDGs未来都市に選定されています。そうした持続可能な社会づくりに力を入れているところに魅力を感じ、入庁を決めました。
現在は市場管理課に配属され、青果や「花き」を取り扱う、松山市中央卸売市場内の事務所で働いています。業務内容は、競りの監視や市場内の業者への使用料の請求などです。業務を行う中で様々な課題に直面することもありますが、在学中に培った課題解決力を活かしながら、市場の円滑な運営に励んでいます。
社会共創学部ではフィールドワークを通して地域の課題を発見し、解決策を考えて提案する授業が多いため、課題解決力を培うことができると思います。目の前の課題に対して目を背けず真剣に向き合った経験は、社会人になっても活かせる場面が多くあり、社会共創学部で学んで良かったなと感じています。
在校生・高校生の皆さん、夢や目標がある人も無い人もいると思いますが、目の前のやるべきことに一生懸命取り組めば、自ずと道が開けると思います。私自身もまだ夢を叶える途中ですが、一緒に頑張りましょう。

MESSAGE.環境デザイン学科社会共創学部に入学したことで地域密着に興味

地域・防災コース 2020年度卒業生

米澤 友梨子

株式会社 愛媛CATV お客さまサービス部

私は、中予地方や愛南町にて開局している県内ケーブルテレビ「愛媛CATV」で働いています。弊社ではケーブルテレビだけでなく、インターネットや電話回線などのインフラ、モバイル販売事業などを行っており、お客さまからいただいた様々なサービスへのお申込み書類を入力する業務や、お申込みいただいた内容を記載した書面を作成・お送りする業務等を行っています。
私はケーブルテレビ業界に絞って就職活動を行いました。この業界に興味を持ったのは、プロジェクト演習の授業で宇和島の地域防災教育に携わった際に、地域のケーブルテレビ局さんが取材されており、地域住民の方と密に関わることができ、自分の興味分野である地域防災を推進する局が非常に多いためです。卒業論文でケーブルテレビでの地域情報発信についても調査したことで、働く業界について少々イメージができていたため、入社後の大きなギャップが無く、勉強したことが活かされていると感じています。
まだまだ歴史の浅い社会共創学部ですが、自分次第で様々な業種の企業様や団体様と関わることができます。自分の進みたい進路を考え、就きたい業種と巡り合うきっかけが沢山詰まった学部です。是非入学して自分の視野を広げてみてください。

MESSAGE.環境デザイン学科様々な人との出会いが私を成長させてくれた

地域・防災コース 2020年度卒業生

一宮 涼花

今治造船株式会社 船体情報グループ 設計庶務

私は今治造船株式会社で設計事務として勤務し、図面の仕分け、送付処理、船主図面の管理などの業務を行っています。大学在学中は、自分の将来をどのように歩んでいくかを決める大切な時間を過ごすことができます。特に社会共創学部では、課外学習を通して地域の方々と関わりながら、地域貢献の姿勢を身につけることができます。
私は在学中、防災教育で小学生と一緒に防災マップの作成をしたり、地域住民の方と避難所運営ゲームをしたりして、様々な人との関わり方を学ぶことができました。就職活動では、悩んでいた時に、恩師や友人に話を聞いてもらっていたことがとても心の支えとなっていました。みなさんも地域や大学での様々な出会いの中で、自分の好きなことや居場所を見つけて大学生活を楽しんでほしいです。私も社会共創学部で培ったコミュニケーション能力を生かし、企業を支える存在として今後も貢献していきます。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科自分の「楽しい」を見つめる4年間

農山漁村マネジメントコース 2020年度卒業生

輪違 典子

菅原汽船株式会社 船舶部 海務グループ ※現在 国立波方海上技術短期大学校に出向中

私は現在、外航船の管理業務を行う会社に勤めています。
在学中に一番印象的だったのは、海外フィールドプログラムでインドネシアのスラウェシ島を2度訪れたことです。現地大学生と共に、地域の深刻な環境課題の解決に取り組みました。解決策の提案には頭を抱えましたが、チームで話し合ったり地域住民に発表したりする中で、決断力や行動力が養われたように思います。また、自分自身が「チームで物事を成し遂げること」を楽しいと感じ、達成感を抱くと分かったことが大きな収穫でした。
海外実習以外でも、入学当初から沢山フィールドに出て様々な地域を見ました。ステークホルダーの方々とお話しできたことはどれも刺激的で、かけがえのない経験です。
就職活動の際は、元々船が大好きだったこと、上記の実習の経験を行かせること、自分が楽しく取り組める環境を踏まえて会社を選択しました。現在は外国人乗組員と本船の航路や状態について連絡を取り合ったり、用船者との窓口業務を行ったりしています。トラブルがあった場合は、昼夜関係なく対応に当たります。英語能力や専門的な知識が必要と感じる場面が多々あり、勉強の連続ですが、ひとつひとつの仕事を上司や担当船に関わる人々とやり遂げた時の喜びはひとしおです。
社会共創学部での4年間で、みなさんもぜひ積極的に考え、動いて、自分の「楽しい」を見つめてみてください。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科大学で培った多角的な視点が活きる仕事

文化資源マネジメントコース 2020年度卒業生

山下 洵子

株式会社パスコ 中四国事業部技術センター 空間情報部 社会情報課

私は株式会社パスコに就職し、都市計画コンサルタントとして、まちづくりに関する業務に携わっています。
大学では文化観光ゼミに所属していました。「都市計画」というと、「理系の業界」と考える方も多いかもしれませんが、都市計画業務では農業、観光、防災などのあらゆる視点から地域の現状を見つめてまちの将来像を描いていくため、経験や興味関心の幅広さが強みになる分野です。
暮らしの継承と変化を辿る聞き取り調査、観光行動の分析、先進地域への巡検、大学で経験は今の私を支える、かけがえのない宝物になっています。
社会共創学部を志される高校生の皆さん、また在学生の皆さん、研究活動や部活動など、今したいことに精一杯向き合える時間をぜひ大切にしてください。そこで得た知識や経験、ひたむきな姿勢が、社会人になった時にきっと自分の力になると思います。皆さんの学生生活が充実したものになるよう、OBとして心から応援しています。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科フィールドワークで地域の可能性を感じる楽しさを体感

スポーツ健康マネジメントコース 2020年度卒業

越智 貫太郎

伊予銀行 波止浜支店

私は現在、伊予銀行で営業として、幅広いお客さまとともに、地域の課題解決に取り組んでいます。このような道を選択したのは社会共創学部での経験が大きく影響しています。
学生の時には、様々なスポーツイベントへの参加を通じて、その魅力や活用方法について考えたことで、現場での積極性やコミュニケーション力が向上しました。そんな中で、スポーツに限らず地元の資源に対しステークホルダーと協力し、さらなる魅力の発掘や保護をしていきたいと考えるようになり、今の仕事を志望しました。
入行して1年ほど経過していますが、お客さまへのヒアリングや提案を行う際に、社会共創学部で「地域(お客さま)の資源はなにか、それを今の情勢でどう活かすか」という目線を養えたことが活きていると感じます。在学生の皆様にも、自らが主役となってフィールドワークを行い、自身の考えや行動で地域の可能性を感じる楽しさを体感していただきたいです。

2019年度

MESSAGE.産業マネジメント学科自分で考える力を習得するという事が非常に大切

産業マネジメントコース 2019年度卒業

鈴木 裕之

株式会社SUBARU 航空宇宙カンパニー 企画管理部企画課

私は、在学中に受講した講義でブランドについて興味を抱き、お客様から愛されている会社で働きたいと考え、SUBARUに入社を決めました。配属されたのは、航空宇宙カンパニーの企画管理部企画課です。カンパニーの経営を担い、中期経営計画や年度予算の策定、実績管理、広報などを行う部署に所属しています。その中で私の担当は、工場の年度予算の策定と実績管理、広報、補助金関連業務などです。少数精鋭だからこそ、新人にも責任のある重要な仕事を与えてもらっています。毎日が新しい事の連続で、大変ながらも日々やりがいを感じています。
そんな私にとって、社会共創学部での4年間はかけがえのない宝物です。良き師に出会い、友人に恵まれ、充実した学生生活を送れたことが、今の私の原動力となっています。大学は自由な時間がたくさんあります。その時間に悩んだり考えたりしたことが大きな財産となり、自分の基礎となります。高校を卒業すると、定められたレールはありません。一人一人が自分だけの道を進みます。だからこそ、大学時代に自分で考える力を習得するという事が非常に大切です。
社会共創学部で学ぶみなさん、どうか良き師、友と巡り合い、充実した学生生活を送ってください。

MESSAGE.産業マネジメント学科大学入学当初から地方公務員を志望

産業マネジメントコース 2019年度卒業

渡部 友里恵

愛媛県 東予地方局今治支局税務室

私は、配属先では自動車税をはじめとした県税に関する業務を行っています。入庁前はデスクワーク中心の業務が多いと思っていましたが、納税相談など窓口業務を通して直接県民の方と関わることもあり、日々刺激があります。まだまだ覚えなければいけない法律や慣れない単語や業務に戸惑うこともありますが、周りの方々に助けて頂いています。
高校生の頃から地域活性化に関心があり、大学入学当初から地方公務員を志望していました。在学時には県庁のインターンシップや災害ボランティアに積極的に参加し、職員の方や地域の方々と接することでモチベーションを上げていました。地域経済や産業に関する大学の講義は県の重要課題である人口減少に対応する政策を考える上でとても役に立っています。

MESSAGE.産業マネジメント学科何か一つ確実に成し遂げることの重みを教えてくれた

事業創造コース 2019年度卒業

小泉 紗奈

株式会社小泉製菓 代表取締役

私は、株式会社小泉製菓で経営の仕事をしています。当社は今年で設立50年を迎える、主に菓子の製造販売をする会社です。私は、会社が日々問題無く稼働しているかを観察し異常があれば改善をして、お客様に更に美味しい商品をお届けする為には私達に何が出来るかを常に考えています。
小泉製菓は、私の実家です。私にとってこの会社に入ることは最も困難な選択でした。完全な社会人として働いたことのない者が、殆ど自力で仕事をする力を身につけなければいけないからです。しかし人生を実験と捉えた時に、ある程度保証された形で成功の実験をするよりも目の前にある中の最も難しい道で成功の実験をしたいと思いました。これが当社で働くことを志望した理由です。
大学時代は、正直、失敗や挫折を沢山しました。社会共創学部生として臨んだ様々なプロジェクトや学生祭の運営など、学びはあるものの何一つ覚悟も気合いも足りておらず、私の中で成功と言えるものはありませんでした。それでも、その経験こそが何か一つ確実に成し遂げることの重みを教えてくれました。思い返せば、そもそも私が社会共創学部に1期生として入学することを志望した理由は、“学問としてのマネジメントを学ぶだけでなく、より社会と近い環境で新学部の学生として積極的に実践をしてみたい”ということでした。それはまさに思い通りの経験をさせていただいた4年間だったと思います。考えて共有して実践することに挑戦できる環境と仲間に、常に囲まれていました。
今、“やりたいことがない”と足踏みしている学生さんがもしいるなら、とりあえず何か気になる環境に飛び込み、是非何度か失敗と挫折をしてみてください。そうすると、何かが吹っ切れたように目の前にある自分がすべき役割に気付けるはずです。

MESSAGE.産業イノベーション学科愛媛県の環境や人が気に入り、県内で就職

海洋生産科学コース 2019年度卒業

川上 光哉

マルトモ株式会社 開発本部・研究開発部

私は、第一志望であった愛媛県伊予市の食品メーカーで、かつお削り節の出汁抽出分析、かつお削り節新商品の外袋製作などに従事しています。この会社の志望理由は2つあります。まず、私は大阪府出身ですが、愛媛県の環境や人物が気に入り、県内で就職したいと思いました。次に、愛南町で地域密着型の水産研究を進めたので、水産食品の開発業務に就き、地域に貢献したいと考えました。
今、新入社員研修を終えて、本格的な業務に入ったところですが、その研修では、鰹節の特性を学び、カツオの生切りから焙乾までの鰹節製造を体験しました。私は大学時代からカツオに興味があり、海洋生産科学コースの若林先生が担っておられる鹿児島県の「枕崎カツオマイスター検定」を受検する機会を得て合格できました。これで得た知識と体験を活かして、研修時も、そして、現在の業務でも、意欲的に取り組んでいます。
私は、社会共創学部での様々な出会いと学びが自分の仕事を決定する大きな要因になったと実感するとともに感謝しています。

MESSAGE.産業イノベーション学科紙の知識や技術を活かして愛媛の地場産業に貢献

紙産業コース 2019年度卒業

能田 純平

丸住製紙株式会社 研究開発部研究開発課

私は現在、丸住製紙で働いています。丸住製紙は地元愛媛で100年を超える歴史がありながら、新しい事業にも力を入れている製紙会社です。私は、大学で学んだ紙の知識や技術を活かし、愛媛の地場産業に貢献したいと考え入社を決めました。
産業イノベーション学科・紙産業コースでは、紙に関する科学的知識や製造・加工技術、分析技術をゼロからしっかりと学ぶことができる環境が整っているところが魅力の一つです。また、座学だけでなく、製紙・紙加工工場の訪問や実習など「見て・聞いて・感じる」学びがあることが本コースの特長でもあります。実際に、紙を作る実習では、大学の授業で学んだ知識をフルに活用し、紙製品づくりに挑戦しました。紙の原料を実際に使ってみて、目標とする紙を作るために何度も試作を繰り返す中で、紙への理解がより一層深まり、研究の進め方を学ぶことができました。今現在、私は研究開発部に所属し、紙からさらに発展した天然新素材「セルロースナノファイバー」の研究に携わっており、社会実装に向けた用途開発を進めています。こうした研究を進めていくうえで、大学での4年間、紙産業コースで学び得たたくさんの知識や経験が活かされています。
皆さんも、ぜひ紙産業コースで紙や新素材の深い魅力に触れ、学び得た経験を社会に活かしてみませんか?

MESSAGE.産業イノベーション学科大学での幅広い学びが仕事で活かされていると感じる

ものづくりコース 2019年度卒業

日野 雅侑美

株式会社ヒカリ FA事業部

私は、ものづくりが好きで産業イノベーション学科に進学し、学んでいく中で、ものを大量生産するような工場の機械を作るFA(ファクトリーオートメーション)という業界に興味を持ちました。そして、学科の活動で複数の企業を訪問させていただく中で今の会社に興味を持ち、就職しました。
現在は、生産設備の電気制御に関わる部署に所属しており、主に設備の電気系統の配線作業をしながら基礎を学んでいます。将来的には、主に設備の電気図面やソフトの作成業務を行いますが、お客様の現場に設備を納めるという重要な業務も担う部署です。
大学での学びが仕事で活かされていると感じることは、専門分野がある程度限定されない幅広い学びです。制御の部署でも機械系の知識が必要となりますが、大学で学んだ基礎知識を活用して設計や組立等の他部署の視点からも物事を考える意識を持ちながら働けていると思います。
また、大学では現場に足を運んで直接意見を伺うことがよくありましたが、その際に身についたコミュニケーション能力も活かせていると思います。

MESSAGE.環境デザイン学科学部で学んだコミュニケーション能力が活かせる仕事

環境サステナビリティコース 2019年度卒業

竹原 奈甫

株式会社ダイキアクシス 環境機器事業本部 国内営業統括部 四国営業部 本社営業課

私はダイキアクシスで浄化槽の営業をする部署に所属しています。今は先輩に同行して、営業のいろはを教えてもらったり、書類作成について教えてもらったりしています。
以前から水環境保全に興味があり、環境デザイン学科で環境のこと、水処理のことなどを学びました。在学中、研究で当社と関わる機会があり、水処理の会社であると知りました。就職活動中に会社説明会に参加し、社員の方の雰囲気が良いこと、前から興味のあった水環境保全に携わることができることに惹かれ、入社を決めました。まだまだ分からないことばかりですが、周りの方のサポートもあり楽しく仕事しています。環境デザイン学科で学んだ水関係のこと、また、社会共創学部で身に付けたコミュニケーション能力が活かせる仕事だと思っています。大学で学んだことやアルバイトでの経験など、学生時代に経験したことや身に付けたものは社会でも活かせる機会があります。自分らしさを忘れず悔いの無いよう頑張ってください。

MESSAGE.環境デザイン学科多くの場面で学びのチャンスがある

環境サステナビリティコース 2019年度卒業

信尾 一樹

株式会社あいテレビ 営業局営業部

私があいテレビを志望した理由は学生時代の活動が大きく影響しています。社会共創学部ではプロジェクト演習という授業があります。そこで私は西日本豪雨で被害を受けた野村町で復興ソングを新たに作成し、町を盛り上げるというプロジェクトに携わり、私はその歌のPV作成を行いました。その一連のプロジェクトを最初から取材してくださっていたのが、現在私が勤めているあいテレビでした。「こういう活動までしっかりと取材してくれるのは嬉しい。私もこういった形で愛媛に貢献したい。」という思いこそが、私が当社を志望した理由です。
現在私は営業部に所属しています。「テレビ局の営業って何をするの?」と思われると思いますが、CMの放送枠(時間)を企業に提案しています。明確なモノを売っているワケではないので説明はなかなか難しいですが、企業が放送時間の一部を自社の時間として買っているというイメージでしょうか。
ともかく、その時間をより有意義に使ってもらえるように様々なCMの提案をしたり、要望を聞いたりと言った業務に当たっています。
社会共創学部は授業の多くが課外学習であり、外部の方と接する機会は必然的に多くなります。そこでの経験は確実に現在の仕事で活かされていると実感しています。多くの場面で学びのチャンスがある社会共創学部で4年間活動できて良かったと改めて思います。

MESSAGE.環境デザイン学科多くの場面で学びのチャンスがある

環境サステナビリティコース 2019年度卒業

西原 あかり

日本貨物鉄道株式会社(JR貨物) 吹田貨物ターミナル駅

現在私は大阪府にある日本貨物鉄道吹田貨物ターミナル駅で勤務しています。日本で一番長い駅で、約80名の方が働いています。私は営業フロントで業務を行なっています。主にコンテナと貨車が緊締されているか歩いて検査したり、利用運送事業者からの電話に対応したりしています。
私がJR貨物を志望したきっかけは大学1年生の時に海外フィールドワーク実習でネパールを訪れたことでした。実習では、ネパール地震で被害を受けたパタレ村を訪れ、宿泊しました。村に行くまでの道やライフライン、商店などが十分に整備されていない環境を経験しました。そして、利便的な生活のためにはインフラ整備や物流が大切であると身をもって気づくことができました。そこで、就職活動中はインフラ業界や物流業界を中心に業界研究を行いました。JR貨物は日本唯一の鉄道物流企業であり、私が興味を持ったインフラと物流を軸として仕事を行えると思い、入社を決めました。今は貨物列車の乗務員を目指して頑張っています。
仕事では多くの人と綿密な打ち合わせを行い、チームワークで仕事する機会が多いです。大学時代にたくさんのグループワークや実習で培ったコミュニケーション能力が生かされています。グループワークや実習は社会共創学部ならではの授業です。学ぶ機会はたくさん与えられていると思うので意欲的に参加して欲しいと思います。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科大学時代に培った地域資源を活かす方法

農山漁村マネジメントコース 2019年度卒業

佐藤 尽生

株式会社ゆうぼく 総合企画チーム

ゆうぼくは、自社牧場で育てた“はなが”ブランドの牛や豚を使って一次〜三次産業までを行うアグリベンチャー企業です。入社して、牧場から小売店までのモノ・ヒト・カネの流れを勉強しつつ、精肉店を中心に売り場改善、企画発案〜実行、商品開発を行っています。
自分自身がイベントや対面に立ってお客様と交流することが好きで、自信を持って提供することのできる価値がゆうぼくにはあり、新人でもベテランでも挑戦することができる環境、組織づくりといったアグリベンチャーならではの魅力に惹かれて志望しました。
大学時代は農林漁家を基盤とした村落の運営自治から始まる様々な分野を広く浅く勉強し、余暇の時間を地域イベントへの飲食物販売や地域活動に参加することでコミュニティ形成を行っていました。大学時代に培った地域資源を見つける目、活かす方法、コミュニティへの参加経験は無駄にならず現在の職でも生かすことが出来ています。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科「人と深く長く関わりつつ、地域と人の役に立つ」仕事

文化資源マネジメントコース 2019年度卒業

大河内 美帆

株式会社伊予銀行 湊町支店

私は在学中、地域とそこに住む人々の文化について調査し、その中で地域の方々の温かさに触れることの喜びを知りました。地域の多くの人々が、無償で時間と労力を割いて調査に協力してくださり、さらにはおもてなしまでしてくださいました。そのような優しさに触れる度、いつか必ず恩返しをしたいという気持ちが募りました。
そこで私は、職業選択をする際「人と深く長く関わりつつ、地域と人の役に立つ」という考えを軸に就活をしました。伊予銀行では、地域と人を支える基盤となる仕事にたずさわることができ、また女性でも長く働ける制度が整っていることから、自分に合っていると感じ志望しました。
地域の文化遺産を調査することは、地域外では知られていない文化や、地域の中でさえ忘れられてしまった文化を、堀り起こして活用することに繋がります。そうした調査を繰り返し行っていたことは、仕事でお客様のお困りごとや潜在的ニーズを探り、解決策を考える際に役立っています。その他にも、在学中に学んだことは社会人となった今も全て活きていると感じます。
在校生の皆さん、これから、先が見えず不安になることや厚い壁にぶつかることがあると思います。それらは全て糧となり、皆さんを支えてくれる大事な経験です。どうかひとつひとつ大切に吸収してください。高校生の皆さん、この学部はまだ歴史が浅いですが、その分可能性が無限に広がっています。その中で可能性の幅を決めるのは皆さん次第です。不確定な未来を怖がらず、ぜひ可能性を掴んでください。

MESSAGE.地域資源マネジメント学科健康的な体づくりには、”食”が不可欠

スポーツ健康マネジメントコース 2019年度卒業

中江 莉穂

日本食研株式会社 今治営業所

スポーツ健康マネジメントコースでは、子ども、成人、高齢者や障がい者等、国境を越えた多くの方々とスポーツを通して健康づくりを推進する活動を実施しました。その中で私は、日常の運動や身体活動を行う上で基礎となる健康的な体づくりには、「食」が不可欠であることを強く感じました。そのため、人々の健康に、「食」を通して貢献できる日本食研に入社しました。食文化の変化と共に新たな価値創造を実現するべく、当社では研究・生産・営業・物流が連携しながら、コーディネーターとして様々な食シーンのサポートを行っています。現在、私は、今治市内の病院、高齢者施設、飲食店や宿泊施設の新規開拓や、既存の得意先様への課題解決型提案営業を行っています。
大学での学びは、自分自身とその未来を形成する栄養素のようなものです。みなさん、勇気を出して学ぶことに挑戦してみてください。失敗をしたとしても、恥をかいたとしても、何も心配をする必要はありません。それは”今”しかできない貴重な体験です。そして、周りにいる大切な友人達と一緒に、大学生活でたくさんの思い出をつくってください。みなさんが『愛媛大学で学ぶことができてよかった』と思える有意義な大学生活になるよう、卒業生として願っています。

2022年度


産業マネジメント学科

MESSAGE.産業マネジメント学科大学の学びの中で、自分のしたいことを見つける

2022年度卒業

梶河 美月

高松市役所 財政局税務部 市民税課

私は現在、軽自動車税、入湯税、市たばこ税などの課税に関する業務に携わっており、原動機付自転車等の申請や軽自動車税の減免申請受付などの窓口業務を通して直接市民の方と関わっています。入庁当初は、慣れない用語や業務で分からないことばかりでしたが、周りの方々に教えていただき、日々多くのことを学びながら働いています。
私が高校生の頃は漠然と「地域と関わる仕事」に就きたいと考え、地域社会と連携したプロジェクトの実践やフィールドワークを通して課題解決能力を身につけることができる社会共創学部を選びました。大学卒業後の進路について、民間企業と公務員で迷っていた時期に、友人だけではなく、ゼミの先生や先輩に相談できる環境もあり、大学の学びの中で、自分のしたいことや就きたい仕事を見つけ、2年生時に地方公務員を目指すことを決めました。
在校生、高校生の皆さん、地域と関わる機会が多くある社会共創学部の授業を通して、様々なことに挑戦し、経験していく中で、自分のしたいことを見つけていってください。応援しています。

MESSAGE.産業マネジメント学科多角的な学び、文理の垣根を超えた交流のある学部

2022年度卒業

内藤 麗

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程

社会共創学部では、地域の課題を見つけ、その課題をどのように解決すべきかを考える学びが多く、理論と実践の両方からアプローチする力を養うことができるのが特徴です。
現在は在学中に学んだ内容をさらに深めるため、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科にて地域づくりに関する研究を行っています。この研究科は社会共創学部の理念に通ずる部分があり、学部で学んだ内容が活きていることを常に実感しています。
在校生の皆さん、高校生の方、この文章をご覧になっているということは、現在人生の岐路に立っていることでしょう。在校生で進路に悩んでいる方は他学科の授業を受けること、合同のグループワークの授業などで他学科の人と交流することをおすすめします。また、高校生の方は愛媛大学社会共創学部を志望してはいかがでしょうか。文理融合の学部であるからこそ、気軽に交流ができ、刺激を受けることができます。また、先生方やステークホルダーの方々との交流により、地域への還元に加え、何か得るものがあるかもしれません。視野を広く持ち、機会を積極的に活用して、ご自身の可能性を広げてください。
皆さんの選択の一助となれば幸いです。応援しています。


産業イノベーション学科

MESSAGE.産業イノベーション学科経験・実践を通して仲間と高めあえる環境

海洋生産科学コース 2022年度卒業

土居 さくら子

株式会社山崎技研 水産事業部

「産業を活性化させる」と一言でいっても、そのフィールドにはどのような課題があるか、その課題をどのような技術で解決していくか、生産したものをどのように売り出していくかなど、文系理系の分野にとらわれず多角的な視点で課題解決に取り組むことが必要です。私は大学入学前から興味のあった水産分野を様々な角度から学びたいと考え、産業イノベーション学科に入学しました。
3年、4年生と暮らした愛南町では、愛媛県の主要養殖魚であるマダイに加え、幻の高級魚と呼ばれるスマの生産や実験に関わることができ、生産現場に必要とされる研究・開発を行う必要性を強く実感しました。卒業後は関心のある水産業に従事したいと考えたため、現在は株式会社山崎技研水産事業部(高知県)でより良い養殖用種苗を作るため、日々業務に励んでいます。
社会共創学部の学生は自発的に知識や経験を積んでいく人が多く、私もそのような環境や友人に感化され、多くの学びを得ることができました。積極的に、かつ楽しんで学べる人に敵う人は多くないと思います。皆さんも社会共創学部で様々なことに踏み込んで、楽しいと思える学びをぜひ見つけてください。

MESSAGE.産業イノベーション学科「五感」で学べる学部

紙産業コース 2022年度卒業

田村 春奈

カミ商事株式会社 開発企画部

私は、プラスチックの代替品として注目されている紙の必要性を感じたため、紙製品を取り扱うカミ商事株式会社に就職しました。業務内容は、商品の企画開発、パッケージデザインの作成だけではなく地域産業を発展させる研究に携わっています。在学中は、紙産業について専門的に学ぶだけではなく、製紙会社の工場見学や地域開催の紙まつりの参加など多角的な視点から紙産業について学ぶことができました。こうした大学での学びはヒトとの関わりや領域横断的な知識力が身に付き、発想力が必要とされる現在の業務に活かされています。                                在学生や高校生の皆さんはこれまでのコロナの影響で、思うように行動できなかったことが多々あったかと思います。私自身、愛南町の水産業を活性化させるプロジェクト中にコロナ禍となりましたが、愛南町を含めた周りの支援のおかげで、4年生まで取り組み続けることが出来ました。このように、社会共創学部では産学官連携した活動に挑戦出来る環境が整っています。大学4年間という短いようで長い時間で様々なことに挑戦し、悔いの残らない大学生活を過ごしてください!

MESSAGE.産業イノベーション学科様々な可能性を秘めた人材に

ものづくりコース 2022年度卒業

篠崎 生登

愛媛大学大学院理工学研究科 地域エンジニア養成プログラム

私は工業高校に通っていたこともあり、ものづくりに興味を持ったことから産業イノベーション学科ものづくりコースへ進学しました。ものづくりコースではものづくりに関することを幅広く学ぶことができ、情報関係から電気関係、機械加工などパソコンでできることから工場での製造などでも使う実践的な技術まで学びました。また、フィールドワークやグループワークなどが多く、社会でも役に立つコミュニケーション能力が鍛えられることも経験してきました。
そして、ものづくりコースでは、自分で自由に決めたテーマの研究を行うことができるのも特徴です。私の場合、ものづくりコースでしたが、卒業研究で紙分野に携わる研究をし、大学院に進学した今でも続けて紙関係の研究をしています。このように、様々な経験ができることから幅広いことに挑戦できるコースだと思っています。
在校生・高校生の皆さん、将来、自分が何をしたいかまだ分からない人もいると思いますが、社会共創学部では文系分野のことも多少学ぶことができますので、迷っている方も悩みながら人生設計できる学科でありコースです!学生生活を楽しみましょう!


環境デザイン学科

MESSAGE.環境デザイン学科自分自身で掴む、記憶に残る四年間に

2022年度卒業

武智 優

愛媛大学大学院地域レジリエンス学環

私が考える、社会共創学部の最大の魅力は「自由度の高さ」です。外部での活動を中心に、知識・スキル・視点をアップデートさせる環境が整っており、その選択肢が学生に委ねられている点が、令和5年度に新設された地域レジリエンス学環への進学にも大きく影響しました。自身の取り組んだことがメディアに取り上げられた時、地域の方から感謝の言葉をいただいた時、はたまた、自信を持って提案したことが即座に却下された時、その経験の多くが、社会共創学部でしか得られなかったものであるように思えます。大学院での学びの中で行き詰まった際、社会共創学部での経験を通して感じた気持ちを思い出すことが、自身がどのような人間でありたいかを考える糧にもなっています。
社会にも、自身にも、新たな価値・魅力を創造するそんなチャンスが、社会共創学部にはあります。皆さん一人一人が、「ここで良かった」と思えるような大学生活となることを、心より願っています。

MESSAGE.環境デザイン学科自分らしく学生らしく社会と関わる

2022年度卒業

室賀 駿一

四国電力株式会社 人事労務部 計画グループ

私は現在四国電力株式会社の人事労務部計画グループに所属し、社員契約や社内外のデータ提供をメインに業務を行っています。ExcelやWordといった、大学時代に活用していたツールも使いながら日々の業務に取り組んでおり、在学時代の経験が活きていると感じることも多くあります。
在学中は、学内外で様々な企業や行政団体と協力し、イベントの企画や教育的ゲームの開発に携わるなど、想像したものを実現する活動に意識的に取り組んでいました。その経験が、仕事においてのスキルや物事の捉え方に活きていると感じます。
このような経験ができたのも、社会共創学部がフィールドワークなどの座学とは異なるアプローチで学生の可能性を伸ばすカリキュラムを組んでいるからであると思います。
これから社会共創学部に入学する皆さんや在校生の皆さんが学びの中で、様々な分野において自身の想像するやりたいことや楽しいことを実現しくれることを期待しています。


地域資源マネジメント学科

MESSAGE.地域資源マネジメント学科経験や学びを糧に挑戦する

2022年度卒業

内野 貴之

東日本旅客鉄道株式会社 立川営業統括センター

私は現在、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)立川営業統括センターで、駅係員として勤務しています。お客さまに安全で安定した鉄道輸送サービスを提供する一方で、中学生・高校生の職場体験学習の受け入れを担当するなど、地域と連携した企画業務にも従事しています。
私がJR東日本を志望した理由は、鉄道という人々の生活になくてはならないサービスを基盤に、地域社会と共生しながら様々な事業に取り組んでいる会社であると共に、多くのことに挑戦できる環境にも魅力を感じたためです。
大学時代は、農山漁村地域における地域の活性化や移住に関して学び、移住者獲得や地域活性化に向け、自治体等と連携し様々な事に挑戦しました。大学時代のフィールドワークや実習、学生団体での活動を通して身に付いた、人としっかり向き合い、目の前の課題や相手のニーズを汲み取る力は、現在の業務の中でとても役立っています。
社会共創学部は、多くのことに挑戦できる環境なので、無限大の可能性を持って大学生活を送ることができると思います。好奇心や興味を大切に、人や地域のためだけでなく、自分自身がワクワクする挑戦をたくさんしてほしいと思います。