研究紹介
計測の技術で農産物の流通を支援する
- 教員: 小長谷 圭志
- 学科: 産業イノベーション学科
- コース: ものづくりコース
- キーワード: 非破壊計測
専門分野と背景
私は社会共創学部産業イノベーション学科ものづくりコースにて、県内の製造業・IT業界の企業との連携に取り組んでいます。また、研究成果を一次産業、特に農業振興に役立てようとしています。
問題提起

選果の様子
農産物・加工品は、今後輸出の拡大が見込まれることから、品質の揃った生産品を選別する技術が必要とされています。愛媛県はカンキツ出荷額、品種数で全国トップクラスであり、多様な選別技術が必要です。カンキツの出荷時、通常は腐敗果が除かれますが、計測エラーが出ることもありました。この課題に対して、判定を2段階で行うなど異なる方法を重ねることで、この課題を解決できる2能性が見えてきました。
国産品が競争力を維持するには、機械の利用、品質の追求、流通の最適化が欠かせません。農産物の腐敗を見極めるセンサの研究においては、農学のみならず「ものづくり」の視点が必要です。学内共同施設として工作機械設備や大型分析機器設備も活用しています。
教員からひとこと
ご紹介した研究は、農業の諸課題を工学的な手段で解決することを目指す学問領域です。自身が高校生の時を思い出すと、高等学校で学ぶ多くの分野が現在役に立っていると感じます。開発や研究のわくわく感は、好きな理科の勉強に通じるところがあります。自分の好きなことはさらに学び、苦手なことにも少し取り組んでみる。かつて、高校生であった自分に言いたい言葉です。

