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2022.12.23 教育

JSTさくらサイエンス招聘プログラムにより、インドネシアの学生を招聘しました【2022年11月9日(水)~12月13日(火)】

新型コロナウイルス感染症拡大のため約3年ぶりの実施となりましたが、JSTさくらサイエンス招聘プログラムにより、インドネシアの2大学から学生をそれぞれ10人招聘しました。

11月9日(水)~11月15日(火) 国立ゴロンタロ州大学

テーマ:持続可能なエネルギー開発の現状と課題を学ぶ
訪問先:伊方町、伊方原子力発電所ほか
成果:インドネシアでは原子力発電に対する関心が高く、原子力発電所の建設について賛否両論はあるものの、東日本大震災以降の日本における原子力発電所の安全性に注目しています。今回、伊方町及び伊方原子力発電所への訪問、エネルギー開発の現状と課題についての特別講義、本学部の学生とのディスカッション等を通して、自国におけるエネルギー資源と開発、付随する多くの課題について、多くの気付きがありました。

 

12月7日(水)~12月13日(火) 国立ハサヌディン大学

テーマ:持続可能な高度医療技術の現状と課題を学ぶ
訪問先:愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター、愛媛大学総合健康センターほか
成果:開発途上国であるインドネシアでは、現代的な食生活やライフスタイルから糖尿病等の生活習慣病の発生率が高い状況にあります。学生は、日本における公衆衛生と高度医療技術を通して生活の質を向上させながら健康を追求するための課題を学びました。また、本学医学部ではVRを用いた研修、安全衛生についての講義、高度医療研修システムの体験等、有益な時間を過ごしました。
医学部附属病院総合臨床研修センターでの様子

 

それぞれのプログラムに参加した学生にとって非常に有意義な1週間となり、全員が再来日の希望を胸に帰国しました。

本プログラムは、本学の学生にとっても良い影響をもたらしました。日常生活のサポートだけでなく、日本人として各プログラムのテーマに沿った問題提起を行うなど、インドネシアの学生と交流を深めることができました。本プログラムでの体験が今後の大学での学び、卒業後の社会生活で活かされることを期待しています。