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2024.10.17 教育
地域資源マネジメント学科の学生が外務省対日理解促進交流プログラム「JENESY2024 in 韓国」に参加しました【2024年9月20日(金)~9月28日(土)】
地域資源マネジメント学科文化資源マネジメントコースの白石琴美さんが、JENESYS2024大学生訪韓団に参加しました。
「JENESYS2024大学生訪韓団」とは、日本国外務省、大韓民国外交部が主催し、公益財団法人日韓文化交流基金と韓国国際交流財団が共同実施しているプログラムです。全国から選抜された28人の大学生が9月20日(金)から9月28日(土)の9日間にわたり実際に大韓民国を訪れ、現地の大学生や市民との交流を通じて韓国の歴史や文化に対する理解を深めるとともに、日本の魅力発信や日韓間の相互理解の促進に繋がるような情報発信を行うプログラムです。
(以下、白石さんのレポート)
プログラムの中で特に印象に残ったのは、龍山戦争博物館です。朝鮮戦争を教訓とし戦争を繰り返さないという目的と、北朝鮮との平和的統一の希望をもって建設された博物館であり、朝鮮戦争の歴史を深く学ぶことのできる非常に胸を打たれる場所でした。韓国の大衆文化が人気を博するなかで、このようなディープな歴史を日本の学生も学んでいくことが、日韓のより深い相互理解に繋がっていくと考えました。
また、「日韓交流おまつり」では、私たちは浴衣を着て「紙で作る防災グッズ」のブースを運営しました。災害大国である日本の災害対策を韓国に共有することは、少しでも多くの韓国人に備える意識を持ってもらうために必要だと感じました。日韓のアーティストのパフォーマンスや参加者全員でのよさこいステージもあり、日本の文化を体験してもらう楽しいおまつりとなりました。
さらに、春川市という地方活性化に力を入れる都市を訪れ、住民主体で地域を盛り上げる活動も視察しました。深刻な少子高齢化が問題となっている韓国で地方を盛り上げようと奮闘している住民の姿は、魅力的でした。同じ問題を抱える私たちにとって、春川市の取り組みは勉強になることばかりで、春川市で学んだアイディアを参考にこれからもまちづくりについて考えを深め、愛媛県に還元していきたいです。
このプログラムを通じて、私が現在社会共創学部で学んでいる文化資源を生かした観光やまちづくりについてだけではなく、国境を越えて交流すること、歴史について学ぶことの重要性についての知見を深めることができました。そして、言葉や居住国が違っても同じような課題を抱えている地域があり、同じような悩みを持つ同世代の仲間たちがいることを知りました。歴史や文化を学ぶだけでなく、伝統的な食事や観光地探索の時間もあり、韓国を思う存分堪能できました。これからも日本国内に限らず、広い視野をもって様々なことに挑戦し、学びを深めていきたいと思います。
- ソウル大学を訪問した時の様子
- 龍山戦争博物館
- 日韓交流おまつり ㏌ SEOULのブースにて
- 春川市にあるコモンズフィールド春川での講義の様子