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2019.09.02 教育

えひめボランティア助成金「愛・ウエーブ2019」に学生ボランティア団体が採択されました

地域資源マネジメント学科スポーツ健康マネジメントコース3年生の大前拓夢さんが代表を務める学生スポーツボランティア団体「Sustainable Leaders」が、えひめボランティア助成金「愛・ウエーブ2019」(愛媛新聞社)に応募し、採択されました。
8月22日(木)には助成金の授与式が愛媛新聞社で行われました。22団体の応募の中から6団体が選出され、中でも学生の主宰する団体は「Sustainable Leaders」のみでした。今回、地域貢献プロジェクトを行うスポーツ指導を主力とするボランティア団体として高い評価していただきました。スポーツ健康マネジメントコースは、在学中にスポーツボランティア・リーダーの資格取得ができることなども含め、ボランティア・リーダー育成に力を入れており、今回、自らボランティア団体を立ち上げ、学生スポーツボランティアの育成を目指す学生が現れたことは非常に望ましい教育成果であり、このような形で地域で活躍することも社会共創学部の特色の一つです。
授与式では「学生ボランティア団体だが、数年間で終わりではなく、何年も持続できる可能性が見えたという理由で受賞できた。また、近年知名度が上がってきた障がい者スポーツに関する団体で、障がい者フライングディスクの指導をする内容でもあり高い評価を得た。」との講評もいただきました。

■今回、採択された学生スポーツボランティア団体について■
団体名:Sustainable Leaders(サスティナブル リーダーズ)
事業名:障がい者フライングディスク3T“楽しく(T)飛ばす(T)通す(T)”プロジェクト   
メンバー役員:代表  大前拓夢 社会共創学部3年生
       副代表 田川瑞己 社会共創学部3年生
正会員:(総務)小松沙吏 社会共創学部3年生
    (会計)木村美里 社会共創学部3年生
    (広報)松下純己 社会共創学部2年生
     社会共創学部4年生:浅海咲彩、車谷勇奈、西川晴海、山崎健
     社会共創学部3年生:香川拓海、野村亘、藤井裕子
応募の目的:障がい者スポーツの中でも、フライングディスク(以下F.Dと表記)は、全国障がい者スポーツ大会の正式竸技になっており、全ての障がい者が同じ条件で行うことができる唯一の競技です。アキュラシー竸技(ディスクを輪の中に通す)とディスタンス竸技(ディスクを遠くに投げる)の2竸技があり、障がい者スポーツ特有の障がい区分を極力減らして、障がいのない人も含めた全ての人が、等しく楽しめることが特長として挙げられています。近年、障がい者の健康課題として、「体育」の授業で週に2〜3回の運動が保障されていた学校教育を終えて、成人になるとスポーツができる環境やきっかけが極端に減少することが指摘されています。私たちは、これまで授業を通して障がいのある人と共にスポーツを楽しんできました。しかし、もっと地域と協働して何かができると思い、そこから授業の枠を超えてより長く広く障がい者のスポーツに携わりたいという強い意志が湧き上がり、持続可能な活動にするために2019年4月に学生スポーツボランティア団体を創設しました。その第一歩として、障がい者F.D 3T“楽しく(T)飛ばす(T)通す(T)”プロジェクトを考案しました。本プロジェクトは、障がいのある成人を主対象に、私たちがスポーツボランティアとして「F.Dを活用した運動教室」を企画し、定期的に実施することで、運動機会と環境を提供し、運動習慣の定着と運動意欲の向上に貢献することを目的としています。   

(参考)えひめボランティア助成金「愛・ウエーブ2019」