令和7年度以降入学生新設サイト

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授業紹介

プロジェクト基礎演習(産業マネジメント学科)

「プロジェクト基礎演習」、いわゆるゼミとは?

産業マネジメント学科では、プロジェクト演習を必修科目として開講しています。具体的には、2年生後期から3年生まで学年をまたいで一貫的に開講される少人数科目で、いわゆる「ゼミナール(ゼミ)」と呼ばれる授業です。

一般的なゼミの多くは担当教員が募集する研究テーマの下、座学を通じて専門知識を深めることを目的としていますが、当学科のゼミでは専門知識を修得することに加えて、課題発見・解決のために必要となる調査・分析力や思考・判断力を高め、それらに基づいて地域社会の課題解決について提言できるようになることを目的としています。

2年生後期に開講されるゼミ(科目名:「プロジェクト基礎演習」)では、各ゼミ6名程度の学生がプレゼンテーションやディスカッションを繰り返しながら、必要な専門知識を身につけています。あわせて企業や地域の課題解決に貢献できる応用的・実践的なプロジェクトにも取り組んでいます。研究テーマとしては例えば次のようなものがあります。

  • 「身近な問題や人間の行動を『行動経済学』の視点で考える」
  • 「愛媛県産アボガド産業のマーケティング戦略:認知度向上と普及を目指したロードマップ・商品化の提案」
  • 「VRがもたらす未来の福祉社会」
  • 「地元老舗酒造会社、手漉き和紙職人とコラボした新商品開発と認知向上策の提案」

さらに精緻な企画や提言、研究につなげよう

3年生のゼミは、「プロジェクト実践演習」(前期)、「プロジェクト応用演習」(後期)へと科目名を変えますが、内容的には「プロジェクト基礎演習」の延長上にあり、2年生のゼミで企画した提案の実現可能性についてさらに精緻に検討したり、追加的な調査や分析を行ったりすることで、明確な根拠に基づいた企画や提言を行います。

そしてこれらのプロジェクト演習での経験や身につけた能力、さらに目指すべき将来像に基づいて、各担当教員の下で「卒業研究」(または「自由課題研究」)を履修します。最終的にはその成果物として卒業論文や報告書を作成し、報告会でプレゼンテーションを行うことになります。

図1 現場調査の様子