授業紹介

海外フィールド実習(インドネシア)

自ら課題を発見し、解決の方向性を探求する

この授業は、訪問国の大学の学生と協働でフィールド実習に取り組むことによって、国際コミュニケーション能力・国際性・協調性・社会性・課題解決能力を身につけることを目的としています。特に、参加学生は、海外の地域の様々なステークホルダーと英語や現地語でコミュニケーションを取り、その活動を通して異文化理解を深め、その地域が抱える課題の本質を捉え、変革することの意義と姿勢を学び、国際的課題に対する自己のモチベーションを形成することを目指します。

授業内容

インドネシアに関連する研究素材(社会、経済、工学、技術、自然科学、自然環境・災害、地域文化、教育など)に関して、自ら課題を発見し、解決の方向性を探求していきます。海外の異文化を有する地域社会で、ステークホルダーと対話し、問題解決のためのトランスディシプリナリー・アプローチの実践を学びます。訪問国の大学の学生と混合のグループでインタビュー調査や発表準備を行います。また、フィールドワーク期間中には様々な交流会も織り込まれており、平成29年度に実施したプログラムではインドネシア学生と互いの文化や芸術を紹介・披露し、地域の子どもたちには日本のカレーライスを作って一緒に食べた後、サッカーや折り紙などをして交流しました。

平成29年度海外フィールド実習パイロットプログラムの様子→https://www.cri.ehime-u.ac.jp/education-1058/

受講学生の感想

・地域の抱える問題が複雑かつ困難なものが多く、問題が表面化しているように見えても実はそうではなく、違う側面が作用して問題が悪化していることに気づいた。本質の捉えづらさや見えにくさ、そして困難さを改めて理解できた。

・自分の英語力をより向上させたいと思った。フィールドワーク中の議論で、自分の考えを英語で伝えることができず、話し合いがうまく進まないことがあった。今後、日々の生活の中で留学生との交流などを通し、英語に触れる機会を増やしていきたい。また日本とは違う課題を抱えた地域でも問題解決できる知識を身につけるため、フィールドワークに積極的に取り組み、経験を重ねていきたい。

・対話の重要性を痛感した。地域との対話、そしてチーム内での議論のための対話である。これまでの授業でも地域や企業の問題を発見し、課題を設定し、解決策を立案するということは何度かしてきた。しかし、そこには対話が抜け落ちていた。そのため、誰のための解決策なのかという一番大事なところを考えられていなかった。今回のフィールドワークでは、その部分を強く考えさせられた。解決策は自分たちのものではなく、その問題の中にいる人々のものであり、人々と対話しながら持続可能なものを共に作り上げていくことが大事であると学んだ。

教員からひと言

参加した学生は、初めての海外旅行の学生も多かったのですが、非常に熱心にプログラムに取り組んでいました。多くの参加学生は、異文化社会における対話の重要性と困難さを、身をもって体験してくれたようです。中には、不完全燃焼を感じて、再度チャレンジをしたいと考えている学生も多いようです。次回のプログラムの実施が楽しみです。