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授業紹介

制御工学

授業内容

「制御」とは、「ある目的に適合するように,制御対象に所要の操作を加えること(JIS Z 8116-1994)」 です。この講義では、機械を自動で「制御」するための基本的な概念の一つであるフィードバック制御について学びます。

機械化・自動化が必要なわけ

我が国は、少子・高齢化が急速に進行し、労働者人口の減少をはじめ、環境・エネルギー問題といった厳しい社会問題に直面しています。一方で、急速に発展する社会のグローバル化の中で、産業競争力を維持しつつ、活力にあふれた社会を実現することが望まれています。このためには、国民が安心して生活を送られるように環境を整備し、ゆとりや豊かさなど、生活の質(QOL)を向上することが大切です。これらの課題を解決し、豊かな社会を実現するための一助として、ロボットに代表される知能機械が何らかの形で社会に役立つことが期待されています。これまで工場の中で活躍していたロボットですが、コンピューター技術の急速な発展とともに、介護・福祉やサービスなどの分野に進出することが現実的になったためです。
このようなロボットたちを「思い通りに」動かすためには、まず機械を正確に動かすことが必要です。そのためにまず、自動制御の基礎となるサーボ機構、フィードバック制御のことを学ぶ必要があるわけです。

教員から一言

制御、メカトロニクス、ロボット、IoT、AIといった技術は、地域の課題を解決するための大きな力となっていきます。これらの基礎をきちんと学び、またプロジェクト系の講義で学んだものをより深く理解することで、将来「使える」力を身につけることが出来ると思います。