授業紹介

環境経済学

「環境経済学」の授業で学ぶこと

環境経済学では、地域の環境プロジェクトや環境政策をデザインするための経済学的なアプローチを学びます。環境プロジェクトや環境政策のデザインには様々な内容がありますが、どのようなデザインが社会にとって良いでしょうか。社会全体の便益が大きい、あるいは費用が少ないデザインを良いものとする考え方が、経済学の「費用便益分析」の考え方です。授業では、そのような「費用便益分析」の内容について、概ね理解できるようになることを目標としています。このため、プロジェクトや政策の便益や費用についての基礎理論を学び、その知識をもとに、「費用便益分析」の仕組みを理解していきます。

環境財を経済評価する方法

環境財の多くは、通常、市場取引されないため、便益を市場の情報から推測できません。そこで、このような財をどのように経済評価するかがカギとなります。授業では、環境財の経済評価の手法、たとえば、アンケート調査票の内容や、便益評価の基礎的な理論を学びます。

「費用便益分析」の実例から学ぶ

今年度の授業では、環境財の経済評価のために行うアンケート調査を体験しました。また、「費用便益分析」の愛媛県内の実例をもとに、その計算プロセスを具体的に学びました。

環境財の評価のためのアンケート調査の体験