授業紹介

経営を学ぶ面白さや意義を感じてみよう

コンビニエンスストアの配送の仕組み

本授業は、企業、経営そして具体的なビジネスモデルなどを初学者にも理解できるよう、できるだけわかりやすく教授することを目的としています。具体的には、株式会社などの企業形態や会社組織の基本的な仕組み、企業に関わる利害関係者、すなわち、債権者、顧客、地域住民などとの関係を理解し、様々なビジネスモデルがどのように成り立っているのかについて知識を得ることを目指しています。
経営を学ぶ初心者を対象としているため、学問的・理論的な経営学の内容を詳細に説明するのではなく、企業活動の内容や背景を理解・想像できるようになることや、企業経営についてのニュースを理解するための手がかりを提供することに主眼をおいています。また、特定の企業やサービス、商品などについての説明だけでは、どうしてもその個別のケースについてのみしか理解できなくなってしまうため、むしろ企業活動の全体の原理や仕組み、背景を中心に説明することを重視しています。それによって、実際の企業経営と経営学(理論)の橋渡しができればと考えています。

学生からひと言

経営入門では、会社設立にあたって切っても切れない会計やライバル会社との競争関係といった経営の基礎を学ぶことから始まり、販売価格の設定方法や経済と関係する基本的なビジネスモデル、チェーンストアの特徴などといった具体的な経営活動に関する知識を習得していきます。講義では、フランチャイズ・システムやコンビニエンスストアの仕組みなどを理解したうえで、具体的な企業の取組みを紹介していき、より一層の理解・関心が持てるようになっていきます。
私は企業や経営についてよく分からず、難しい印象を持っていたのですが、先生が配布するレジュメや説明を聞いているうちに次第に理解することができました。経営入門はこれから学んでいく専門科目(組織デザイン論やマーケティング概論など)に多く繋がっていくほか、この授業で学ぶことは、社会に出る上で要求される一般常識として必要とされるものであると思います。

教員からひと言

講義を通じて、日頃利用しているサービスや、購入している商品がどのような仕組みのもとで提供されており、そのために企業がどのような活動をしたり、どのような工夫をしているのかについて広く知ることができると思います。また、それをきっかけに、経営を学ぶ面白さや意義を感じ、いわゆる「経営学」や「経営理論」への関心や興味を抱いてもらえればと思っています。