授業紹介

経営工学

文理融合のパワー発揮

経営工学は工学的な考え方やスキルを用いて経営の諸問題を研究・解決する文理融合学問です。実社会では、文系的知識、理系的スキルを総合的に活用し課題を解決する必要があります。経営の諸知識をもとに、企業の経営の諸問題を定量的に把握した上で、論理的かつ具体的な解決案を提示することが重要です。
厳しい経営環境のなかで企業・組織体は絶えず経営・マネジメントの合理化と効率化をはかり、生産性を向上させ、競争力を高めなければなりません。合理化と効率化をはかるために、文理融合の知識とスキルが大いにパワーを発揮しています。
本授業では、主に「生産管理」「在庫・物流」といった分野で,経営・マネジメントの基本知識をもとに、「最適化」「予測技法」「シミュレーション」という工学的スキルを用いて経営の課題を定量的に把握し、生産管理、在庫・物流の合理化と効率化をはかる。

理論と実践の結合

経営工学は情報化・グロバール化社会の進展に合わせて進化している「生」の領域です。理論と実践の両面から経営工学を理解することが重要です。
本授業では、企業の経営工学に関する多くの事例やケーススタディーを用いて経営工学の理論と実践の結合を体得し、学修のモチベーションを高め、理解を深めます。

アクティブラーニングで学習効果の向上

本授業の分野的特徴である文理融合、理論実践の結合を生かし、小人数のアクティブラーニングを徹底的に実施しています。教員による一方的な講義だけでは、真の理解力と応用力が身に付きません。本授業では、2~3人のグループ活動でexcel実習という形で、「聴く」⇒「課題発見」⇒「考える」⇒「グループで検討する」⇒「実習する」⇒「解決案を提案する」⇒「検証」⇒「聞く(質問する)」の流れでアクティブラーニングを展開しています。2018年度は主に「生産計画(MRP、JIT)」、「物流(SCM)」、「在庫管理(EOQ、発注点方式)」について行いました。