授業紹介

産業技術調査

  • 学科:
  • 学年:
  • 教員: 深堀 秀史、清水 園子、後藤 理恵、斎藤 大樹、竹ノ内 徳人、内村 浩美、薮谷 智規、福垣内 暁、伊藤 弘和、秀野 晃大、高橋 学、山本 智規、小長谷 圭志
  • 科目群:

全体概要

社会共創学部では、将来の地域産業を担う人材を育成するため、大学での座学による学習に加え、産業の現場での実践教育を重視しており、1年次9月に南予の水産業、東予の紙産業、中予のものづくり産業の現場を訪問します。現地調査では、企業や公設試験場、愛南町や四国中央市にある大学施設を訪問し、産業の現状や大学での活動内容、将来、身に付けるべき素養について学びます。本授業で産業の現状を実際に見て学ぶことで、1年次後学期に開講される座学の内容を深く修得できます。

海洋生産科学コース

愛媛大学の陸上飼育施設内のマダイ実験魚

愛媛大学の海面飼育施設の見学

海洋生産科学コースの実践的な学びの場である南予を訪れ、水産市場見学や市町役場水産課の取り組みなどを知り、広く南予の水産業について学習します。また、水産の研究及び教育拠点である南予水産研究センターでは、各研究室、陸上や海面の飼育施設を見学し、大学が取り組む水産研究と地域における大学の役割について学びます。さらに、3年次より愛南町に拠点を移した海洋生産科学コースの先輩学生との交流を通じ、愛南町における学習環境や生活、ボランティア活動などの体験談を通じて、地域における具体的な活動状況について学ぶことができます。

 

紙産業コース

四国中央市の市街地の調査

紙産業技術センターで抄紙機の見学

紙産業コースが活動している四国中央市を訪問し、紙産業界の現状を学習します。市内をバスで回り、まちの状況(道路、港湾設備)を知るとともに、製紙メーカーや県の公設試験場を訪問して工場や紙を製造するマシンのスケール、製品を作る上での工夫や、行政による産業の支援体制について学びます。また、紙産業コースの拠点である紙産業イノベーションセンターでは大学や県の公設試験場の施設見学や、抄紙実習や紙の分析実習を行い、紙ができる過程や紙の評価方法を学習します。

ものづくりコース

企業見学会でのディスカッション

1年次のフィールド科目そしてキャリア教育の一つとして、2日間で愛媛県内の技術系企業6社を見学します。従来実施される見学とは異なり、見学先についてグループワークで企業の成り立ち、時代背景、立地環境、成長・発展過程、技術的な強み、職場環境、未来予想などを調査・検討し、学内で事前プレゼンを行います。一方、プレゼン内容は訪問企業にもお送りし、見学当日に社員の方を前にプレゼンを行った上で、見学を実施しています。技術以外の顧客や地域との関わりなど深い質問もあり、実践的な学びを体験できる科目です。