授業紹介
人材育成とスポーツ
- 学科: 地域資源マネジメント学科
- 学年: 2年次
- 教員: 山中 亮
- 科目群:専門力育成科目群
スポーツ経験を自身の成長に活かす
スポーツは、「高度化と大衆化」、「継承と進化」の双方向の特性を有していると言われています。現代社会においては、これらの持つ可能性が広がる一方で、スポーツを巡る様々な問題も存在します。
身近なところで言えば、皆さんが取り組んだ体育や運動部活動を中心としたスポーツ経験には、実社会の中で活かすことのできる、多くの知見が含まれています。しかし、その経験を十分に活かしていくための取組みは、十分に行われていないのが現状として捉えられます。
本授業では、みなさんのスポーツ活動の経験を踏まえながらこの問題に着目し、地域社会をより良い方向へ牽引する人材の素養を学びます。そして、スポーツの持つ可能性について多様な側面から捉えなおしていきます。
授業内容
この授業では、スポーツの持つ意義や特性を中心に学び、今日の課題や地域をリードする人材について、自ら説明できることを到達目標とします。
全講義のうち、前半は、現場におけるリーダーシップやスポーツマンシップを含めた「理論」について学びを深めます。後半は、実際に国内外で活躍している方をゲストスピーカーとして招き、経験談からマネジメント力や地域社会の現状についての知識を習得し、ディスカッションを多く取り入れつつ、組織や地域社会に貢献できるリーダーシップを養います。
特に、後半のゲストスピーカーによるレクチャーでは、日常生活では触れることの無いスポーツの側面から、スポーツを捉えなおす機会になると思います。

グループでのディスカッションの様子

海外で活躍するゲストスピーカーのレクチャー

21世紀に求められる人材とは(授業スライドより)
教員から一言
多くの人が経験しているスポーツ活動。この活動を「身体的な活動」のみとして捉えるのではなく、皆さんの今後のキャリアに活用できる活動として考え、その方法を探求する授業を目指します。
ぜひとも、競技レベルに関わらず、スポーツ経験を自己の成長に活かせる人材となり、多様な地域社会に貢献できるよう共に成長しましょう。