授業紹介

環境修復学

環境修復学とは

私たち人類は、その利便性と引き換えに多様な環境汚染を引き起こしています。日本では、足尾鉱毒事件、水俣病やイタイイタイ病などの重金属暴露による環境汚染や健康被害が有名です。近年では、原発事故による放射能汚染、零細小規模金採掘による水銀汚染やマイクロプラスチック汚染などグローバルな環境汚染が深刻な問題となっています。このような環境汚染の修復には、科学技術が必要ですが、それだけに頼るのではなく、多様なステークホルダーとの協働が重要となります。

授業の目的

環境汚染は、何が原因で、それが人間や生態系にどのような影響を及ぼすのか、また、その問題をどのようにして解決するのかを学びます。特に、現在進行形の環境汚染問題を、なぜ人間は解決できていないのかを学び、その解決への道筋を見出すために何が必要なのかを深く考察します。

教員からひと言

環境汚染は、人類が抱える複雑な社会問題です。たとえば、マイクロプラスティック汚染問題一つをとっても、私たちはその解決策を見出していません。この講義を通して、複雑な社会問題をどのようにして解決するのかを一緒に考えませんか?