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2022.08.10 教育研究

特別オンラインセミナーを開催しました【2022年8月4日(木)】

「特別オンラインセミナー」ポスター

2022年8月4日(木)、海外クロスアポイントメント制度*により社会共創学部に特定助教として採用されたSRI MANOVITA PATEDA(スリ マノフィタ パテダ)氏を講師に迎え、特別オンラインセミナー「インドネシアにおける貧困がもたらす環境問題や大学教育について」を開催しました。

本セミナーには、学生、教職員32人が参加し、はじめに徐社会共創学部長より、「海外の文化に直接触れる機会はあまりないので、本セミナーの受講によりグローバルマインドを身に付けてほしい」と開会の挨拶がありました。

続いて、PATEDA氏による講演は、環境デザイン学科の榊原正幸教授が日本語による概要説明を行いながら、英語により行いました。

第一部では、ゴロンタロ州における小規模金採掘(ASGM)の概要と、そこから起こる労働者の健康への影響や、鉱山の衛生環境、学校不足・売春といった社会的な問題などについて詳しく説明がありました。
第二部では、インドネシア(特に国立ゴロンタロ州大学)の教育制度の現状について、ご自身が愛媛大学で学ばれた際の経験から感じた日本の教育制度との違いを踏まえながら説明がありました。

セミナーの最後には、理工学研究科博士後期課程在籍時の指導教員であり、現在も共同でASGMの研究を行う榊原教授から、「海外との交流はとても重要であり、インドネシアの学生はそういう場に積極的に参加する文化がある。今後、日本の学生にも海外との交流にトライできる環境を提供していきたい」と挨拶がありました。

なお、PATEDA氏は、7月19日(火)から8月8日(月)まで愛媛に滞在し、学部学生を対象とした「インドネシア語講義とインドネシアの文化・社会・歴史に関する特別講義」やインドネシアにおける研究に関する打合せ等を行いました。

PATEDA氏(中央)、徐学部長(右)、榊原教授(左)、学生さんで記念撮影

* 海外クロスアポイントメント制度
海外研究機関の外国人教員が海外研究機関の職員の身分を有したまま本学の教員として採用され、海外研究機関及び本学の業務を行う制度で、社会共創学部ではPATEDA氏が初めての適用者となります。