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2023.07.27 教育研究

地域資源マネジメント学科3年生の池田こころさん、永本瑞季さん、湯谷夏生さんが、観光学術学会の第12回ポスターセッションで「優秀賞」を受賞しました【2023年7月8日(土)、7月9日(日)】

2023年年7月8日(土)、9日(日)、立教大学(埼玉県新座市)にて開催された観光学術学会第12回大会の学生ポスターセッションが開催されました。その中で、地域資源マネジメント学科・文化資源マネジメントコース3年生の池田こころさん、永本瑞季さん、湯谷夏生さんが「優秀賞」を受賞しました。

発表演題は「K-POPファンダムがバーチャルプラットフォームに構築する観光空間の特性-コロナ以後のK-POPコンテンツとファンダムの変化に着目して-」で、地域資源マネジメント学科井口梓准教授の指導のもと取り組んだ研究成果です。

本研究では、韓国コンテンツ産業の変遷とK-POPの販売戦略を踏まえた上で、ファン同士が情報共有をおこなうSNS等のバーチャルプラットフォームについて分析し、K-POPアイドルの情報とともにやりとりされる韓国の現地情報(観光資源)が共有されることで構築されるバーチャルな観光空間の特性について考察しました。K-POPファンの活動については、社会共創学部など愛媛大学を中心に、聖カタリナ大学、松山大学の大学生にアンケート調査や聞き取り調査の協力を得て、その実態について明らかにしました。本研究成果は、世界展開するK-POPコンテンツの変遷史を明らかにした点、ファンダムと呼ばれるファンの集団のコロナ前後の変化に着目した点、SNS等の分析を通してバーチャルプラットフォームの実態を構造的に明らかにした点が高く評価され、今回の受賞に至りました。

研究代表の池田さんは、「自分たちにとって身近なK-POPの実態を分析したことで、自分自身も含め、個人が情報共有を介して集団化すると、国境をこえて経済活動や観光振興に大きな影響を及ぼすことがわかった。自分たちの研究を観光の専門家の方々に聞いていただき、ご助言・評価していただけたことがとても嬉しかった」と振り返りました。