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2023.12.28 教育研究

地域資源マネジメント学科2・3年生が小田地区自治会活動研究大会にて基調講演を行いました【2023年12月9日(土)】

2023年12月9日(土)、内子町文化交流センタースバルで開催された「令和5年度小田地区自治会活動研究大会」にて、地域資源マネジメント学科文化資源マネジメントコース井口梓准教授、3年生の池田こころさん、永本瑞季さん、湯谷夏生さん、2年生の加藤鈴菜さん、岸優花さん、木津百々薫さん、橋本千宙さんが基調講演を行いました。会場には小田地区内外から180人が集まりました。

講演では、「生活文化を読み解く記憶画―内子町小田大平土居通康氏の描いたふるさと―」と題して、内子町小田地区出身の土居通康氏が描いた昭和10年代の農村風景の絵(8点)を民俗学の観点から学術的に読み解き、失われつつある農村文化の重要性と継承の可能性について話をしました。土居氏の記憶画の題材となった棚田や農作業、村祭などは、すでに地域の中で失われており、その詳細を記録したこれらの絵の歴史的・文化的価値は高く、講演を通して地域の記憶遺産として残す必要性を再確認しました。

永本さんは、「講演中に故郷を思い出し、感動で涙を流しながら聞いてくださる方々も多々いらっしゃり、地域の方々が絵を通して自分たちの地域の価値や意味を実感していると改めて気づかされました。これからも、様々な文化資源の継承に地域と共に取り組みたい。」と振り返りました。