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2019.02.14 教育研究

第4回TDディスカッション・セミナーを開催しました【2019年1月27日(日)】

2019年1月27日(日)、校友会館のサロンにおいて、第4回目となるTDディスカッション・セミナー「芭蕉和紙を用いた地域活性化について」を教員6人、職員2人、ステークホルダー14人、学生3人(合計25人)参加の下、開催しました。今回のセミナーは、第1回目のTDディスカッション・セミナー「芭蕉和紙研究における協働と課題」に引き続いて実施したものです。
今回は、ステークホルダーや学生を交えて、「芭蕉和紙を用いた地域活性化について」と題して福垣内准教授から、バショウ(芭蕉)とは何か、その特徴、それを用いた地域の文化、芭蕉和紙を作るきっかけ、芭蕉の繊維、今取り組んでいることなどについて話題提供がありセミナーを開始しました。
セミナー第1弾の自由なディスカッションでは、「芭蕉和紙としてのブランドマークを先駆けて作る必要性があるのか。」「和紙だけでなく繊維に注目して地域の文化に発展させていける。」「芭蕉の葉をお盆に使う棚飾りの文化は継承していきたい。」等々、多様な意見が出ました。
セミナー第2弾の4グループに分かれてのディスカッションでは、各グループに教員が一人ずつファシリテーターとして入り、芭蕉和紙と地域活性化についての具体的な課題を抽出しました。

○地域資源の組み合わせで新しい商品の開発につなげる。
○葉の性質や成分を調べて、災害時の防災グッズ(お皿など)に使えるとよい。
○芭蕉のストーリーを産業に活かしていく。
○内子の地域にとって価値が見える商品を開発する。
○観光資源に和紙という新しい資源を使う。
○アートの素材として美しさを活かす。
○主体となって芭蕉和紙を活かしていけるNPO法人を立ち上げる。

次回は、下記のとおり実施予定です。
【第5回TDディスカッション・セミナー】
日時:2019年3月29日(金)13:00~17:00
場所:ラーニングコモンズ1(総合研究棟Ⅱ 4F東)
講師:長野大学環境ツーリズム学部 高橋大輔教授(愛媛大学出身)
題目:大学と地域が協働した地域資源としてのため池の活用(仮)