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2019.07.05 研究

高橋敏明教授を含む協働チームによる取り組みがScience Impact社の「Impact」に紹介されました

新しい骨孔作製用ドリルガイド

地域資源マネジメント学科スポーツ健康マネジメントコースと産業イノベーション学科などの協働による前十字靭帯再建術(タイトル:次世代最小侵襲前十字靭帯再建術の確立と臨床応用に関する研究)の取り組みが、英国のScience Impact社の「Impact」の2019年6月号のp.46-48に紹介されました。
この雑誌は、世界の自然科学での革新的・創造的な取り組みに対し、WHOやユネスコなどが後援し、共同研究を普及させるために、世界の大学、研究機関、企業、政策調査グループに情報を提供している科学雑誌です。
スポーツ健康マネジメントコースは、スポーツ選手生命に大いに関わる前十字靭帯損傷に対して、最小侵襲で精度の高い手術が実施できるように、数々の手術器具の開発と手技の改良を行いました。レーザー光線使用による骨孔作製用ドリルガイドとオールインサイド骨孔作製用ピンとリーマーは、それぞれ特許を取得しています。これまでに村上記念病院(愛媛県西条市)などで臨床応用を行い、優れた成績が得られています。
現在、産業イノベーション学科や企業との協働で手術器具の開発・改良を実施していますが、さらに臨床応用の普及や開発した靭帯固定具(特許取得済)の製品化やコンピューター支援手術に取り組んでいます。これらの方法が普及することにより、最小侵襲で高精度の再建術が、どの地域の病院の整形外科でも安心して安全に的確に実施でき、確実に受傷前のスポーツ活動や仕事ができることを目指しています。
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