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2019.08.22 研究

環境デザイン学科松村暢彦教授が2019年度日本福祉のまちづくり学会学術賞を受賞しました【2019年8月8日(木)】

2019年8月8日(木)、環境デザイン学科の松村暢彦教授が、一般社団法人日本福祉のまちづくり学会2019年度学術賞を受賞し、に東京都(日本大学理工学部)で開催された日本福祉のまちづくり学会第22回全国大会において、表彰式が行われました。
学術受賞対象となる主要研究業績は、「心のバリアフリー施策に関する行政担当者の意識構造」です。本研究は、全国の市町村のバリアフリー担当者に対するアンケート調査によって、心のバリアフリー施策の実態を把握し、心のバリアフリー施策に関する行政担当者の意識構造を明らかにしています。分析の結果、行政担当者の自己効力感を高めることが心のバリアフリー施策の促進に重要であること、バリアフリー基本構想策定および事後評価が行政担当者のパーソナルネットワークの形成機会となり、自己効力感を高める上で実践的な方策であることを見出しています。これまで研究が不十分であった心のバリアフリーに着目し、バリアフリー基本構想の意義や今後の展開の方向性など実務的にも有益な知見が得られた論文である点が評価されました。