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報告書

中高齢者における筋力トレーニング実施評価ツールの開発と介入効果の可視化

体組成測定会の様子(写真1)

定期的な筋力トレーニングの実施は、筋力の向上、心血管疾患リスクの低減、要介護化予防など様々な影響をもたらすことが報告されている。一方、同じ身体活動様式であるウォーキングやランニングなどと比較すると、健康アウトカムとの関連を報告した研究は少なく、さらなる効果検証が必要だと考えられる。そこで、本研究では、既存の行動変容尺度と体組成との関連を検討することで、当該研究領域の基礎的な知見を得ることを目的とした。
本研究は松山市文化・スポーツ振興財団と連携し、芸術祭やセンター祭りといったイベントにおいて、体組成測定ブースを設置し、イベントの参加者を対象とし、測定をおこなった(写真1)。基礎的な知見を得るため、既存の行動変容ステージ尺度と筋肉量および筋質との関連を検討した。本研究では、先行研究を参考に、「無関心・関心期」「準備期」「実行・維持期」と行動変容ステージを3つのグループにカテゴライズし、解析をおこなった。

1.行動変容尺度と筋肉量との関連
筋肉量との関連では、男女ともに準備期、実行・維持期と運動の実施頻度が高くなるにつれ、筋肉量が多くなる傾向が確認された。
2.行動変容尺度と筋質との関連
筋質との関連では、男女ともに、無関心・関心期よりも準備期、実行・維持期において、良好な値が確認された。

これらの結果から、既存の行動変容ステージ尺度は、中高齢者の筋トレ実施状況を把握することにおいて、一定の妥当性を有していると考えられる。

 

代表者:立岡 光臨(地域資源マネジメント学科)