お知らせ詳細

講演の様子

本学部では、各教員及び学生が絶えず問題解決に資する新たな知見を得られるよう、多様な地域ステークホルダーを招いた「社会共創フォーラム」を開催しています。

今回のフォーラムでは、四国電力株式会社執行役員愛媛支店長　安藤誠一氏をお招きして、社会インフラである電力事業に係る社会環境の変化や課題、経営戦略についてご講演いただきました。
はじめに、電力会社を取り巻く環境の変化について説明がありました。続いて、電力の需要と供給というトピックの中で「今、使われている電力はいつ作られたものか？」と参加者に問いかけられ、「大規模な電気は貯蓄できないため、今、この瞬間に作られたものを使っている」という説明に参加者が静かに驚く姿が見られるなど、学びの多い講演となりました。最後に、電気等のエネルギー供給を考える上で、「安定供給」「経済性」「環境保全」の3つの視点が必要であること、あらゆる⾯で優れたエネルギー源は無く、これらの視点をバランスよく実現するエネルギー構成を図っていくことが重要であることの説明がありました。
また、講演後に行われた質疑応答では、学生から今後の電力の在り方等に関する質問が寄せられ、安藤氏からは1つ1つ丁寧なご回答をいただきました。

社会共創学部では今後も、教育研究の更なる質向上を目指し、本フォーラムを開催する予定です。