お知らせ詳細

2018.03.02 行事

第5回社会共創フォーラム「 社会から求められるリーダーシップ教育を考える」を開催

平成30年2月21日、第5回社会共創フォーラムを開催しました。
本学部では、各教員及び学生が絶えず問題解決に資する新たな知見を得られるよう、多様な地域ステークホルダーを招いた「社会共創フォーラム」を開催しています。
 今回は「社会から求められるリーダーシップ教育を考える」をテーマとし、高校までの自分、大学での自分、これからの自分を見据えた、大学教育におけるリーダーシップ教育について考えることを目的とし、社会共創学部学生142人、その他学生など36人、合計178人が参加しました。

「イノベーションの創出とアントレプレナーシップ」をテーマに講演される忽那憲治氏(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 副研究科長:教授)

はじめに、これからの地域をビジネスの知見から支える立場で探求されている忽那憲治氏(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 副研究科長:教授)が、イノベーションを実行するためのポイントを、シュンペーター、ドラッガーの理論を引用しながら、既存のものを重ねあわせつつ、山頂だけでなく、山麓、つまり、社会全体に対する視点が重要と解説されました。そして、大学で学ぶ学生に対し、異質の考えをする多様な人との交流を通じ、質問力、観察力、ネットワーク力を働かせること、とりわけ、大学の学習では文理融合の多様な学問を学ぶ意義をメッセージとして送られました。

「社会が求めることは、君が求めること」をテーマに講演される喜多恒介氏(株式会社キタイエ:代表取締役)

次に、アジアを代表する社会起業家の立場としての喜多恒介氏(株式会社キタイエ:代表取締役)は、個人のネガティブ・ポジティブ両方の意識が根源となり社会の変化が生まれることから、常に社会と自己との関係を考えながら、自己の行動に対してポジティブなフィードバックが得られるフィールドに身を置くことがリーダーシップを発揮する際の要諦であると説かれました。

引き続き行われたパネルディスカッションでは、地域リーダーとしての稲葉隆氏(大一ガス株式会社:常務取締役)及び山中亮(社会共創学部地域資源マネジメント学科准教授)を交え大学教育とリーダーのあり方について議論しました。

社会共創学部では来年度以降も、教育研究の更なる質向上を目指し、本フォーラムを開催する予定です。