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講演「100円ショップ　セリアのデータ経営」

本学部では、各教員及び学生が絶えず問題解決に資する新たな知見を得られるよう、多様な地域ステークホルダーを招いた「社会共創フォーラム」を開催しています。

今回のフォーラムでは、データ活用のフロンティアである河合映治氏（株式会社セリア代表取締役社長）をお招きし、企業経営におけるビジネスデータの分析や活用方法及び経営戦略の構築についてご紹介いただきました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策のためオンライン開催となりましたが、本学の学生・教職員に加え、地域のステークホルダーから156人もの申込みがあり、データサイエンスやDXの重要性が益々高まる近年において、「データドリブン（駆動）経営」に対する注目度の高さがうかがえました。

はじめに、「100円ショップ　セリアのデータ経営」と題した講演では、競争が激化する100円ショップ業界において、他社が100円超の商品を増やす傾向にある中、なぜセリアだけが100円にこだわり続け、成長を続けているのか、河合氏ご自身の経験や実際のデータを用いながら「データ経営」について詳しくご解説いただきました。講演の最後には、「経営とは要素を分析し、分解し、さらに美しい姿に再構築していく仕事である。努力により進化し、努力しなければ退化する。」との結論から、私たちが何のために学び、成長しなければならないのかについて、考えを示していただきました。
また、講演後に行われた質疑応答では、業界トップ企業の経営者からご意見を聞ける貴重な機会を活かそうと、参加した学生や地域ステークホルダーからデータ経営に関する内容、今後の企業の在り方や大学生に求める能力等について多数の質問が寄せられ、河合氏からは1つ1つ丁寧なご回答をいただきました。

社会共創学部では今後も、教育研究の更なる質向上を目指し、本フォーラムを開催する予定です。